平衡検査について質問です。

前回の志望動機に関しての質問へのご返答ありがとうございました。
新たに質問があります。
航空身体検査で【平衡検査】というものがあるとお聞きしました。
例えば、単脚直立検査では、閉眼時”中程度”の動揺、マンのテストでは極端に動揺する不合格と書かれていました。
この時の”中程度”とは一体どの程度のことを指すのか教えて頂けたら幸いです。
私自身は、単脚直立とマンのテストを試したところ、30秒間に上半身が振れることが2~3回程度ありました。
ご回答宜しくお願い致します。
by SEANさん
回答
SEANさん、ご質問ありがとうございます。
航空身体検査の一項目、平衡検査について。
実はこれは僕もあんまりやったっことがないのだけれど、まずその理由からご説明しましょう。
航空身体検査というもはたぶん君たちが想像しているように『これとこれとこれとこれの検査をやって、すべて合格しなければならない』っといったものとは、ちょっと違います。詐欺みたいなことを言ってるみたいに聞こえますが、とりあえず最後まで読みましょう。
実は航空身体検査マニュアルには、『このマニュアルに準拠して…』とあります。この『準拠』という言葉が曲者で、準拠ってのは要するに100%一致してなくてもいいんです。
実際の運用としては、航空身体検査証明を申請することができる指定医が国から認められていて、基本的にどの項目をテストするかはその医者の自由です。で、法律的にはその検査項目は航空身体検査マニュアルにだいたい同じようにやって下さいよ、という流れになっています。(専門の方、間違っていれば指摘して下さい。)
だからか、僕が目をつむって片足立ちをやるという検査は航空大学校受験時の1回きりしかなかったと思います。
自社養成試験の時の平衡検査は確か機械を使ったもので、自分でもよくわからないうちに終わって、それ以来やった記憶がない。
まあ航空身体検査なんてその程度のものだ、と思った上でお答えしましょう。もちろん、航空身体検査が甘いといっているわけではないですよ、意外と法律の上では曖昧にされていて、医者の判断に依るところが大きいということです。
まず質問にあった、「30秒間に上半身が振れることが2~3回程度ありました。」という程度では、全然問題ないでしょう。ピタッと30秒間止まっていられたら、それこそ異常だと僕は思います。まあもちろん訓練すればそれくらいできるのでしょうが。
「閉眼時”中程度”の動揺、マンのテストでは極端に動揺する不合格と書かれていました。」
についてですが、これも医者がどう感じるかなんじゃないのかな?と思います。
もうこけそうな程にグラングラン揺れて、『こりゃダメだろ』と医者が思ったらだめだし、ちょこちょこ揺れてるけど、『まあ平常心を保っているし大丈夫かな』とか医者が思ったらOKとか、その程度のもののような気がします。もちろん僕は医者じゃないので本当のところは知らないし、極端な言い方をしていますが、コンピュータ等で数値的に計測しない限りは上で述べたようなことになるはずです。
以上、「何変なことぶっちゃけちゃってんだ」とか言われそうな回答になりましたが、あくまでも僕の感じていることです。航空身体検査指定医の方が読んだら激怒するかもしれません。参考程度にして下さい。