不整脈ですが手術をした方がいい?
いつも楽しく拝見させていただいております。パイロット志望の大学3年です。
自分には生まれつき不整脈があり、先日大きな病院に行ったところ、「生きていく上では問題ない不整脈だが、パイロットになるなら手術(カテーテル)した方がいい」と言われました。
手術、とても怖いです。
さらに、手術をして心臓が良くなったとしても、他の検査(英語や他の身体検査の項目)で落ちる可能性は十二分にあると思います(どんなに対策をしたとしても)。
なので、手術を受けるかどうかとても迷っています。
もし良ければアドバイスなど頂けないでしょうか。よろしくお願いします。
By 匿名さん
回答
ご質問ありがとうございます。
不整脈ですか、ご不安な状況だと思います。
僕は医療について専門的なことはわからずアドバイスも難しいのですが、公開されている情報をもとに整理してみたいと思います。
まず航空身体検査マニュアルを確認してましょう。
不整脈は調律異常に該当するのかと思います。
とはいえ不整脈と一言でいっても、様々な状態があるのだと推察されます。
大きな病院で検査をされたということですが、航空身体検査に詳しい医師に聞いたならばまた意見が違うかもしれません。
君の不整脈が上の2の不適合状態のどれかに該当するのか、まずはその判断が必要だと思います。
次にカテーテルというのは上の2-14にある『調律異常に対して侵襲的治療(カテーテル心筋焼術等)を行ったもの』のことでしょうか?
であれば、カテーテル手術を行ったとしても一旦は不適合状態となり、備考5-1の大臣判定に進むことになるかと思います。
ここで大臣判定というのは扱いが僕もよくわかっていないところがありますが、パイロットとして飛んでいる人が何らかの病気で大臣申請が必要になる分にはいいし実際に僕の周りでもたくさんいますが、これからパイロットになる人に対してどういう扱いになるのかは注意が必要です。
大臣判定が必要な場合はパイロット候補生として採用しないという会社や大学があることも十分に考えられます。
なので君の詳しい状況がわからないと何ともいえませんが、現段階でカテーテルを行って大臣申請にいってしまうのはどうかなと思います。
不整脈の航空身体検査への適合・不適合の判定は専門家にも難しいのか、国土交通省や航空医学センターからも補足文書が出ています。
なので素人に判断するのは難しく、航空身体検査に詳しい医師と相談しながら慎重に決めた方がいいと思います。
回答は以上です。アドバイスというほどのことができなくて申し訳ない。