訓練生とのお付き合いの仕方について質問です。

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2024年はじめての記事になります。
年明けから能登半島での地震、2日にはJAL機と海上保安庁機との衝突事故がありました。

亡くなってしまった方には心からのご冥福を、怪我や救助を待つ方への一刻も早い救助と回復をお祈りします。私も自分にできる限りの支援をしていきたいと思います。
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はじめまして。
つい最近このブログを見つけ、ほぼ全ての記事を楽しく拝見いたしました。
そして、訓練生の方とのお付き合いの仕方ついて質問したく、コメントさせただきました。

まず、私はパイロットを始めとする航空関連に携わったことがございません。
そのためそれらに関する知識等はほぼ無知といってもいいくらいです。

そして私事ですが最近、訓練生の方とお付き合いいたしました。
昔からの知人とかでなく出会ってから割とスピード感を持ってお付き合いに至り、そこから相手の生活や訓練姿勢を少しずつ知るようになっていきました。
ただ、私自身さきほど申し上げたように、航空関連に携わった経験がないため(「訓練生」というワードを初めてそこで耳にしたくらいです)、相手が普段どのような訓練をし、どのような生活リズムであり、どれだけ大変なのか、ぼやっとしたイメージでしか捉えれません。

そこでまずはパイロットへの道のりの大変さや訓練生期間の生活への理解を深めるべく、ネットにて調べたところ管理人様のブログに出会い、読み漁っておりました。

前置きが長くなりました。

ここで伺いたい事が2点ございます。
①訓練生の方と付き合う上で彼女側は何が大切であり、何をするべきではない・控えるべきか
②まわりのご結婚された方で、どういった女性とお付き合いをするパイロットの方が多いのか?決め手など

もちろん付き合い方は人それぞれですし、感情も考え方も様々です。
そしてかなり先を見据えてしまって少し恥ずかしい質問ですが、管理人様のご意見をお聞かせくだされば嬉しいです。

By 匿名さん

回答

匿名さん、ご質問ありがとうございます。
恋愛相談、大歓迎です。ブログも読んでいただきありがとうございます。

僕自身、訓練生の頃は大学生の時から付き合っていた方がいましたが、訓練中に別れてしまいました。

今になり思い出してみると色々思うところがありますが、最終的にはお互いの人生設計の違いが大きかったんだと思います。彼女は早く結婚したかった。僕は訓練や自分のことに精一杯だった。そこからくるズレが大きくいろんなことがうまくいかなくなり、最終的には僕がふられました。

おっしゃるように人によって全然違うことですが、僕の経験をもとに考えていきましょう。

①訓練生の方と付き合う上で彼女側は何が大切であり、何をするべきではない・控えるべきか

難しいですね。今机に向かって10分くらい腕を組んで考えてみましたが、真面目に考えると『理解』『共感』『独立』の3つなのかなと思います。

『理解』『共感』
彼が現在訓練のどの段階かわかりませんが、抱える不安は大きいと思います。
パイロットの訓練には要所要所にチェックと呼ばれる試験があって、これに2回落ちると基本的にはフェイル、パイロットの夢を閉ざされてしまいます。自社養成では約1割がフェイルするので、10人いるクラスの1人は平均してフェイルします。『そこに自分が入るのではないか?』というのは訓練生の全員が抱える不安です。

また訓練には山があって、一番の山場は海外で行われる実機訓練です。
初めて飛行機に乗る感動は大きいですが、ここで訓練についていけなかったり、同期から遅れをとっていってしまうと精神的にめちゃくちゃキツいです。

たまに鉄の心臓を持った人もいてそういう状況でも全然平気な人もいるし、めちゃくちゃ優秀で訓練のトップを突っ走っている人は余裕だと思うのでこれは人にもよります。

もし彼がそういうキツい状況になったとして、彼女にできることはそんなに多くありません。
訓練生自身も、自分の問題であり自分で解決するしかないことは百も承知のはずです。

ここで彼女としてできることは彼の状況を理解してあげて、共感してあげるくらいだし、辛い立場にいる訓練生にとってもそれが一番求めていることなんじゃないかと思います。

これも言うは易しで、やはり当時の僕のように未熟であればこそ辛い時に相手のことを考えている余裕がなくなってしまうし、些細なことでイライラしてしまうかもしれません。

彼女も『なんで1、2時間だけでも会えないの?』『LINEの返信くらいすぐできるでしょ。』となってしまうと思います。

若ければしょうがないんですけどね。そうなりがちだと知っておくだけでもいいのかもしれません。

3つ目は『独立』
これは僕の個人的な考えですが、お互いにパートナーに依存されるよりも、ある程度独立して『お互い好きなことをやっている』という状態が長く続きやすいんじゃないかと思います。

自分が辛くて彼女のことを考えられない時も『恋人は恋人で頑張っているんだ』と思うと自分も安心して頑張れますよね。
逆にずっと待っていられるとそれが精神的に負担になってしまいます。

『共依存』という関係もはまればいいのかもしれませんが、どちらかが重たいと思ってしまえば苦しい関係になるでしょう。

だからお互いに独立していること。
これも関係を長続きさせるポイントの一つで、その先に結婚があるんじゃないかなと思います。

次の質問にいきましょう。
②まわりのご結婚された方で、どういった女性とお付き合いをするパイロットの方が多いのか?決め手など

これも色々ですね。学生時代からの恋人と結婚する人もいるし、航空会社に入って最初の研修で出会った地上係員と結婚する人もいるし、客室乗務員と結婚する人もいるし、パイロットになってから出会った他業種の人と結婚する人もいます。

最近はここにアプリというのが増えてきたようにも思います。

僕の同期の結婚相手を今思い出してみると、同期10人中…
学生時代の彼女 1人
研修時代の地上係員 3人
客室乗務員 3人
パイロットになってから他職種 1人
アプリ 1人

という感じです。合計9人になっていますが、1人はフェイルしてしまいました。
僕がどこに入るかは内緒ですが、やっぱり航空会社の人が多いですね。

では結婚の決めてはどうなんだろう?
個人的に思うことは『相手とタイミング』なんじゃないかなと思います。
ビビビッときてスピード婚…というのは少なくとも僕の同期にはいません。

一番早かった人は訓練中に結婚したし、一番遅かった人は35歳くらいで結婚しました。ちなみに、2回目の結婚の人もいます。

早く結婚した同期は家族構成とか理想をすでに持っていたし、最後に結婚した同期はまあ自由な感じでした。

つまりは『結婚したい!』と思えるタイミングで『結婚したいと思える人』がいることが必要なのかと。
もともと結婚願望のない人が、『この人だから結婚したい!』というのはロマンがあっていいですが、現実にはレアなケースだと思います。

だから逆に結婚するためにあれこれ…というのはあんまり意味がないんじゃないかとも思います。
一緒にいて楽な人、楽しい人、安心できる人。結局のところ結婚の決め手はこれなのかと。トキメキ…というのは最初はあっても10年とかの単位でみるとそこまで重要ではないのかなとも思います。

これはお互いの相性もあるので、Let it be…なるようになれですね。

以上、また続報お待ちしてます。