将来の採用について

いまエアニッポンやJALの採用ページをみたら採用は行なっていないと書いてありました。
僕はいま中2(14歳)ですけど就職時期までには採用は再び行われるでしょうか?
パイロットの団塊退職と重なれば採用が始まることとかもありますか?
by SOHさん
回答
SOHさん、ご質問ありがとうございます。
中学2年生、とてもいい質問ですね。事実、2012年1月の現在において一般の就職活動生にパイロットの門戸を開いているのはANAだけだと思います。(違ってたら誰か指摘して下さいね)
本題はおいといて、もう少し今の航空業界の現状をお話しましょう。
2010年のJALの経営破綻により、多くのパイロットが整理解雇されたことはご存知ですね?そのパイロットはどうしたのでしょうか?
想像できると思いますが、パイロットという仕事は潰しのきかないとても厳しいものです。
一般企業において、飛行機を操縦して空を飛べるという技量を活かせる職場は僕には思い浮かびません。つまり、パイロットはクビになっても他の会社でパイロットをするしかないのです。(もちろん例外もあります。才能に溢れた人でパイロットをやめてお店をひらいた人や、翻訳の仕事をやってる人、計り知れない努力の結果一般企業に再就職した人もいます。)
まあ要するに、JALを退職したパイロットがいろんな航空会社に再就職しているわけです。そんな状況である現在において、莫大なお金をかけてパイロットを養成するよりもすぐにでも飛べる人を雇いたいと思うのは自然なことでしょう。
現在は割りと航空業界は上向きですが、2011年の地震で旅客ががくっと減ったように、航空業界というものは本当に先が読めない、難しい業界であるといえます。
SOHさんが就職するのは8年程先のこととなると思いますが、そのころに航空業界がどうなっているかは、正直わかりません。
ただ、僕の見解では、上で述べたパイロット達の再就職が落ち着いたら、企業は将来への投手として若いパイロットを入れないといけない。
また若いパイロットを志す人には幸運なことだと思いますが、日本にLCCが入ってくることによって航空輸送料は間違いなく増えるでしょう。すると、その飛行機を操縦するパイロットは必然的に必要になりますよね。
明るい未来が見えてきませんか?
まあ、まだまだ青い僕の言うことにどれだけの信頼性があるのかわかりませんが、どうせ先のことなんかわからないんだから、ポジティブにいきましょう。
ただ、いろんな情報に眼を光らせて、自分なりにこれからの航空業界について、そしてパイロットについて展望を持っておくといいでしょう。