フライト時の被曝について質問です。

先日はお忙しい中回答いただきありがとうございました。
パイロットはフライト中、窓からの放射線により絶えず被曝しているという話を聞いたことがあります。そこでパイロットと被曝について3つ質問があります。
1、パイロットの被曝は人体に影響があるのでしょうか?また、あるとしたらどの程度の影響があるのでしょうか?
2、放射線の影響で女の子が生まれる確率が高くなるという話を聞いたことがあるのですが本当でしょうか?
3、パイロットは1年間に平均して何ミリシーベルトの被曝をするのでしょうか?
失礼な質問もありますが、わかる範囲で答えていただけると嬉しいです。
By 浪漫飛行さん
回答
浪漫飛行さん、ご質問ありがとうございます。
特に失礼だとは感じません。気になるところではありますが、事実は事実ですからね。
またパイロットによるフライトにおける被爆が人体に与える影響が科学的に検証されているのか知りませんが(検証されていてかつパイロットに知らされていないのだとしたら嫌な話ですね)、先輩パイロットを見ていて思うことや、自分なりに考えることを書いてみます。だから間違っているかもしれないので、それくたいのつもりで読んでみて下さい。
一つ目、人体に影響があるのかどうか。
まず、そもそも放射線被爆によって人体にどういう影響があるのか、ググってみました。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6694684.html
面白い記事を書いている方がいたので、リンクを貼ります。
人体への影響としては、ガンになりやすくなるということが主なものなのかな。
ここで先輩パイロットを思い浮かべてみて、ガンになる人が他の職種の人に比べて多そうかというと、そうとは思えません。航空身体検査に引っかかってしまう人は少なからずいますが、他の部分で引っかかることが多いと思います。
余談ですが、最近航空法が変わって、なんと67歳まで乗務ができるようになりました。
さらにネットの知識で申し訳ないですが、僕も気になったのでもうちょっと調べてみました。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6694684.html
上のリンクは教えてgooですが、このベストアンサーになっている回答は根拠となるソースも一部ですが、あっていいと思います。
これを前提として議論を発展させていきますが、5時間のフライトで30μSvの被爆をうけるととましよう。コックピットとキャビンでは被爆量が違うのかもしれませんが、まあ精度のほどはこの際忘れて。
それで、パイロットは年間800時間フライトするとします。フライト時間には地上でのタクシーも含まれていますが、それも省きます。
するとさっきの30μSvを160倍して年間4800μSv = 4.8mSvになります。
ベストアンサーによるとFAAの基準では年間20mSvだから、その基準には十分収まっていることになります。僕もちょっと安心しました。
二つ目。パイロットは女の子が生まれる確立が高くなるという話を僕も聞いたことがあり、同期の中で話題になったこともあります。同期の子供全員で6人のところ、2人が男で4人が女でした。
それで何人かの先輩パイロットに聞いてみたことがありますが、「いや特に女が生まれやすいとは思えない」とのことでした。
まだちょっと気になるところではありますが、まあそんなもんなのでしょう。
回答は以上です、参考にはなったかな?また質問して下さい。