気圧の変化による耳の痛みについて質問です。
以前高校での選択教科について質問させていただいた者です。
その節は本当にありがとうございました。
実際にパイロットの方に答えていただいたことで、目の前の課題に自信を持って取り組むことができるようになりました。
何度も質問をして申し訳ありませんが、また伺いたいことができたので質問させていただきます。
僕は小さいころからパイロットに憧れていながら、恥ずかしい話ですが飛行機に乗ったことがありませんでした。
先日高校の修学旅行で名古屋から福岡への飛行機に乗ったのですが、本当に感動しました。
滑走路で加速してから、離陸する瞬間の体の浮く感覚。
高度が高くなるほど小さくなっていく地上の風景。
雲を抜けた途端視界に広がる雲海。
やはり空を飛ぶということは素晴らしいことで、パイロットになりたいという思いが一層高まりました。
以前同様前置きが長くなってしまい申し訳ありません…
飛行機に乗って最初の一時間ほどは飛行機を楽しんでいたのですが、突然耳に違和感がおこり、だんだん痛みに変わってきました。
周囲にも何人か耳の不調を訴える友達がいましたが、全く違和感を感じていない友達もいました。
初めての飛行機ということで急激な気圧の変化に耳が慣れていないということもあったのかもしれませんでしたが、早く地上に降りたいと思うほどの痛みだったので、自分の体はパイロットに向いていないのではないかと不安になりました。
このような気圧の変化による耳の痛みは、慣れることなどで改善される余地はあるのでしょうか?
また、パイロットの方でも耳が痛くなる人はいるのでしょうか?
By hamさん
回答
hamさん、ご質問ありがとうございます。
何度でも質問して下さい。
実は僕も君と同じく初めて飛行機に乗ったのは高校の時の修学旅行で、君と全く同じ感想を抱いたのを今でも覚えています。
その頃は自分がこの道に進むことは予想だにしていなかったですが。
ぜひ君もその気持ちを忘れずにいてほしいと思います。
さて、その飛行機で耳の痛みを感じたということですが、降下時における気圧の変化によるものです。
もうご存知だとは思いますが、旅客機は与圧されていますが、その機内の気圧は富士山よりも少し低いくらいになります。
高度があがるにつれて耳の中の空気が抜けますが、降下する際には逆に空気が入ってきます。
降下時にうまく空気が入ってくれないと、耳の内外で気圧差ができてしまい、痛みを感じてしまいます。
この痛みは僕も感じたことがありますが、自分の体調によって大きく左右されます。
風邪ぎみの時には耳が痛くなりやすいし、花粉などで鼻が詰まっている時もきつかったりします。
またルートの制約上で、急な降下を伴う空港では起こりやすいと聞いたこともあります。(本当かは知りませんが)
これが地上に降りても耳の痛みがとれなかったり、詰まった感じが残っていた場合には航空性中耳炎と診断され、治るまで休暇がもらえます。
パイロットの職業病といったとこでしょうか。
君の場合は初めての飛行機だということで、不安になる気持ちは分かりますが、悲観的にはなる必要はないと思います。
毎回飛行機に乗るたびに痛いということであれば医者に相談すべきですが、一回乗って痛かったくらいではなんとも言えないというのが正直な僕の感想です。
だから注意しておく必要はあると思いますが、必要以上に不安になることはありません。
夢に向かって、自分のやるべきことをやって下さい。
応援しています。