飛行機の揺れは自転車での砂利道と同じ!?

はじめまして。
4月から小学校に通う娘を持つ父親ですが、
先日娘と飛行機を利用した際に、娘に
「飛行機がさっきからガタガタ揺れてるけど大丈夫?壊れない?」
という質問をされました。
すると、娘の隣に座っていたあるおじいさんが、
「お嬢ちゃんは自転車に乗ったことある?自転車で砂利道に入った時に、ものすごい自転車がガタガタしちゃうことがあるでしょう?でもそれで自転車がバラバラに壊れちゃった?飛行機のガタガタもそれと一緒だから全然心配する必要なんて無いんだよ!」
とおっしゃっていました。
飛行機に対して恐怖心を持つ娘に対する単なる気休めのような話だとしても、おもしろい例えだなと私は妙に感心してしまったのですが、
実際にプロの方から娘のような乗客に説明するとしたら、どんな説明をされますでしょうか?
「飛行機設計のパラドックスhttps://pilotninaroze.com/blog-entry-26.html」
を拝見した時に、安全率というものに触れていらっしゃったので、管理人様に質問をすれば、プロの方からの回答を得られるやもしれないと思いまして、ご質問させていただきました。
ぜひともご返信をお待ちしております。
By ウェルチさん
回答
ウェルチさん、ご質問ありがとうございます。
非常に面白いテーマですね、またそのおじいさんの言葉も秀逸だと思います。
僕だったら、そうですね。子供に説明するのであれば正確かどうかは置いておいて、船に例えて説明するかもしれません。
いやむしろ物理的には嘘八百です。
海が荒れていれば船は揺れますが、船が壊れるのではないかと思うことは稀だと思います。
船は水の上に浮いていますが、飛行機は空気の上に浮いています。だから空気が荒れているとこでは飛行機も揺れてしまいます。
でも船が壊れないのと同じように、飛行機も壊れないよと言ってあげるのが僕の精一杯の答えかもしれません。
どこかの記事で書いた気がしますが、人はわからないと恐怖を感じます。
なんでか分からないけど飛んでいる飛行機がガタガタ揺れたらそりゃ怖いと思うのは当然ですね。飛行機は壊れないか?落ちないか?
僕もこんだけ揺れてて翼がもげたりしないのかな?なんて不安になったことがあります。
でも例えイメージだけであっても、どうやって飛行機が飛んでて、なんで飛行機が揺れてしまうのかを教えてあげると、不安はだいぶ和らぐと思います。
そこで空気を水に、飛行機を船に見立てて説明しました。そういう意味ではおじいさんと同じ説明です。自転車だと子供がよりイメージしやすいので、もっといいのかもしれません。
飛行機は船とは揚力を得る仕組みが異なるので揺れるメカニズムも全く違うのですが、子供にそんなことを言ってもしょうがないですね。
でも空気と水とは流体として似た性質を持っているし、飛行機を空気の上に浮く船だと捉えることはイメージとしてはなかなかいいと個人的に思います。
うーん、もっといい説明がたくさんあるような気がして歯がゆいですが、これくらいにしておきます。
僕自身勉強になるいい質問でした、また質問してください。