飛行機の基本3舵
今日は飛行機のコントロールを司る3つの舵についての説明する。
必ず先に前回の記事:飛行機の自由度を読んでくれ。知識はつながっているぞ。
最後にロール、ヨウ、ピッチの話をしたよな。飛行機の三つの舵は、この三つの回転をコントロールするためにある。
意外かな?でも飛行機は車みたいに急に方向を変えることができない。イメージとしては車より船に近いな。
先にその三つの舵の名前を紹介しておこう。 エルロン ラダー エレベータ だ。
まあ詳しくはwikipediaとかで調べてもらった方がずっと早いので、ここでは簡単に、感覚的に分かるように説明しよう。
エルロン
上の図の赤で囲ったところについている。どんなものかはGoogleで調べると写真がいっぱい出てくるので見ておいてほしい。ここでは著作権の関係上載せられないもので。
これは主翼の後縁についている。次に飛行機に乗る時は是非とも翼の少し後ろの席で、窓側に座ってみてくれ。
そこから見るとよく分かるが、翼の後ろの端に板がついていて、ターンするときに少し動く。
このエルロンは『ロール方向』の回転を支配する。
ラダー
これは垂直尾翼の後縁についている。
ラダーは『ヨウ方向』の回転を支配する
エレベータ
飛行機のエレベータは水平尾翼についている。そして、『ピッチ方向』の回転を支配する。
今日はこの3つ、『エルロン』『ラダー』『エレベータ』という舵が飛行機についていて、それぞれ回転をコントロールしているってことだけ覚えてくれればいい。
次回はこの舵によってどうやって飛行機がコントロールされるのか解説する。
もちろん、小学生でもわかるように説明するつもりなので、リラックスして読んでいってほしい。