東南アジアでのエアラインパイロットに対する需要について質問です。

初めまして!たんとんと申します。
いつも楽しくブログを拝見しています。
最近、東南アジア(フィリピン等)に対してエアラインパイロットの需要が高まっているとよく耳にします。
管理人さんはそれに関してどう思われますでしょうか?
また、それが的確ならそれに合わせて東南アジアでエアラインパイロットを目指すことに関してのご意見もよろしくお願い致します。
By たんとんさん
回答
たんとんさん、ご質問ありがとうございます。
東南アジアでのパイロットの需要の話、恥ずかしながら知りませんでした。
少し調べてみましたが、本当にそのようですね。
こちらはボーイングの記事です。
ボーイング、アジア太平洋地域における民間パイロット/整備技術者の需要増を予測
この仕事の良いところの一つとして、スキルと英語ができれば国を問わず働けるということがあります。もちろん、それに伴うリスクもあるのでそれを考慮して決めないといけませんが。
また、パイロットの需要を考えるならば、まずはその国や地域の航空需要を考えるべきだと思います。
この辺の記事も参考になりますね。
http://www.jadc.jp/files/topics/109_ext_01_0.pdf
で、この辺を踏まえて僕が思うことですが、やはり東南アジアでのパイロットの需要は高まるでしょう。
すでに中国は世界中からパイロットを高給で集めているし、たぶんいくつか他の東南アジアの国でもそうでしょう。
しかし上でもあげましたが、考慮しないといけない点は、まあまずその国に住めるかどうか。これは自分1人ならいいけど、家族も一緒に連れて行くのかという話になると複雑です。将来的に日本に帰ってこれる保証はありません。
また、外国人パイロットは、その航空会社の経営が行き詰まった時に、本国の人より先にリストラにあうと思います。
その時にも、自分の展望として、他で必ず職があると読むならいいと思います。
他にも多々、考えるべきことはあるでしょう。それらを含めて、自分の人生観としてありならば、東南アジアでのパイロットを目指すことはいいと思います。
しかし、まずは入り口だと思います。
知っての通り、パイロットの訓練は多額の費用がかかります。
日本の大手が行なっている自社養成制度のようなものを東南アジアの国が外国人向けに行うのか、それは誰にもわからないと思います。行う航空会社もあるでしょうが、タイミングもありますよね。
僕の考えですが、まずは手堅くライセンスをとって、飛行時間を得て、また機長資格があれば言うことなしですが、それからタイミングや条件が合えば東南アジアでもヨーロッパでも、自分が理想とする所へ移るのが現実的なのかなと思います。
しかしいずれにせよ、そうやって君のように情報に敏感に反応したり、未来を自分なりにも予測することは非常に有意義だと思います。
他にも面白い話があればどんどんそれについて聞いてください。
以上、頑張ってください。