運航管理者について質問です。
こんにちは。
いつも楽しく拝見しています。
今回は運航管理者について質問をさせて
頂きたいと思います。
私はパイロットよりも先に運航管理者に興味を
持っていました。
しかしパイロットと比べるとイメージが湧かない仕事でもあります。
そこで管理者様に質問なのですが、
「パイロットから見た運航管理者」とはどのような存在なのですか?
回答を頂ければ幸いです。
By tornadoさん
回答
tornadoさん、ご質問ありがとうございます。
運航管理者のことを僕らはディスパッチャーと言いますが、その仕事には様々な側面があります。
飛行機がお客さんを乗せて飛ぶためにはいろんな人がいろんな仕事をしています。
よく仕事というのはリレーに例えられますが、ディスパッチャーはそのバトンをパイロットに渡してくれる存在です。
パイロットはフライトの始めにディスパッチャーの所へ出頭します。
そこでディスパッチャーはフライトプランを作ってくれていて、ウェザーの情報、空港施設の情報などをまとめて説明してくれます。
そこに機長の判断で今日は天気が気になるからもう少し燃料を足していきましょうか、なんてことをさらに協議して出発を決めます。
飛行機が出発するには必ずディスパッチャーと機長の両方が同意しなければなりません。
さらにはパイロットにアドバイスをくれる存在でもあります。
気象の知識が非常に深い人も多いし、他の飛行機から「どこが揺れた」という情報をもらっていて、それをもとにフライトに対してアドバイスをくれます。
また日本各地の空港にもディスパッチャーが配置されていて、冬には滑走路に雪がどれくらい積もってきてるだとか、鹿児島なら桜島の火山灰の状況など、天気予報では分からないけど、フライトにとって非常に重要なことを教えてもくれます。
お客さんからは決して見えない仕事ですが、専門的な仕事で、なるには国家試験をパスしなければなりません。
簡単に言うと飛行機を共に飛ばすパートナーですね。
ちょっとはイメージ湧いたかな?