欠航になった場合はパイロットは何をして一日を過ごしますか?

初めて質問させていただきます。
主に天候に因るものかなと思いますが、乗務予定だったのに前日あるいは当日に欠航が決まった場合…その時乗務員の皆さんはどんな1日(?)を過ごされるんでしょうか?
あれば溜まった地上勤務に充てたり、待機してたり、帰宅してよし!となるのか…?
『嵐を呼ぶ男・女』だったりしたら季節によっては乗務手当ても減ってしまいそうだし…?
こっそり教えてください。よろしくお願いします。
By 私は晴れ女さん
回答
私は晴れ女さん、ご質問ありがとうございます。
とてもユニークでほっこりする質問ですね。
乗務予定の便が台風などで欠航になった場合、お休みになります。
しかしご想像の通り、乗務時間が減れば乗務手当が減り、給料が減ることになるのですが、思わぬ休日をもらって嬉しくも(僕は)思ってしまいます。(もちろん、お客さんにはご迷惑をかけることになるので好ましいことではないのですが)
高校生などの時に、台風で学校が休みになって、その分どこかで補講があることが分かっていても嬉しく思ってしまうのと同じ感覚でしょうか?
しかし乗務のために空港に出て行って、出れるかもしれないという時間まで待ったあげくに結局フライトがキャンセルになった場合には複雑な思いになりますが。
といっても、現実にはそんな日には一日中空港で飛行機が出るのを待ってくれているお客さんもいます。どうしてもその日もうちに飛行機に乗りたいというお客さんもいるので、非常に心苦しくもなります。
そんな日はどうやってすごすのかということですが、それはもう人それぞれですね。前日、もしくは出社までにフライトがキャンセルになることが分かっていれば一日を好きなように使えますが、出社した後にキャンセルになった場合には、それから帰宅してももうすでに半日が潰れてしまっていたりもします。
いずれにしても飛行機が飛ばないような天候の日に外に出かけるのも難しいので、結局家でだらだらと過ごしてしまう日が多いでしょうか。
僕の場合は溜まった本(会社からの文書だったりもします)を読んだり、普段しないような面倒な料理にトライしたり、部屋の掃除をしたりしています。朝が早かった日などは、「とりあえず寝る」という選択もよくあります。
また、少し話しは変わりますが、天候に恵まれない奴というのがいます。
フライトはお天気がいい時はリラックスしていいものですが、荒天時にはとても忙しくなります。
出発したものの、到着地の天候が悪くて着陸できず、引き返したり他の空港へ行くことをダイバートと言いますが、これは滅多にないことなのですが、天候運の悪いパイロットもいて、何度も経験している人もいます。
晴れ女さんのような人であればその点は安心ですね。
しかし天候には恵まれても、何故だかトラブルによく遭遇する奴もいたりしますが。
以上、また質問して下さい。