目が悪いですがパイロットになれますか?

両目の視力が0.2以下です。普段はコンタクトレンズ着用しており、矯正視力で1.2ほどです。

パイロットになる方法はないでしょうか?

By 健太さん

回答

健太さん、ご質問ありがとうございます。

視力について、昔は制限が厳しかったこともあり『目が悪いとパイロットになれない』というイメージがついてしまっていますが、現在は緩和されています。

早速航空身体検査マニュアルを確認してみましょう。

“10-1 遠見視力
1. 身体検査基準
[第1種]
次のイ又はロに該当すること。ただし、ロの基準については、航空業務を行うに当たり、常用眼鏡(航空業務を行うに当たり常用する矯正眼鏡をいう。)を使用し、かつ、予備の眼鏡を携帯することを航空身体検査証明に付す条件とする者に限る。

イ. 各眼が裸眼で0.7以上及び両眼で1.0以上の遠見視力を有すること。
ロ. 各眼について、各レンズの屈折度が(±)8ジオプトリーを超えない範囲の常用眼鏡により0.7以上、かつ、両眼で1.0以上に矯正することができること。” 航空身体検査マニュアルより抜粋

ここに記載がありますが、上のイ 又はロ に該当すれば基準内でイ については裸眼の話でロ については矯正視力の話になっています。つまり、裸眼の基準について満たしていなくても、矯正後の視力で満たしていればOK。裸眼は問わないということになります。

しかしロ の条件にも制限があって、レンズの屈折度が(±)8ジオプトリーを超えない範囲の常用眼鏡を用いて上の基準を満たす必要があるので、実質的には裸眼の視力が悪すぎるとレンズの基準を満たせないことになるのかもしれません。

ということで、まずは使っているコンタクトレンズの屈折度を調べてみてください。
もっと個人的なアドバイスが必要であれば、眼科にかかってみるのがいいと思います。