既往歴の確認について質問です。

いつもブログを楽しく拝見させて頂いてます。

現在大学1年生で航空大学校を目指している者ですが、遺伝的に5歳1ヶ月の頃に熱性けいれんの既往歴があります。航空身体検査によると、

5歳未満の熱性けいれんがある場合は、その後のけいれん発作について詳細に確認すること。5歳未満における発作発生後、現在に至るまで発作が認められず、脳波に異常所見が認められない場合は、適合とする」とあります。
脳波に異常はなく、その後のけいれん発作もありません。このような場合でも不適合となるのでしょうか。

また、「詳細に確認する事」とありますが、どのように確認するのでしょうか。そこも含めてご存知であれば教えていただきたいです。

拙い文章で見づらくなってしまい申し訳ないです。

By そーさん

回答

そーさん、ご質問ありがとうございます。
ずいぶん暖かくなってきましたね。メディアで聞き飽きていると思いますが、同時に花粉が飛んできました。

僕は花粉症ですが、最近はアレグラの承認をもらっていて医師のアドバイスにより花粉が飛び出す前から服用し出したところ、以前に比べてはるかに楽になりました。苦しんでいる人は是非とも耳鼻科に行ってみてください。

さて本題ですが、僕は医学の知識がないので詳しいところは分からないですが、一緒に考えてみましょう。

航空身体検査マニュアルを見てみると、

“8-5 意識障害等

1身体検査基準
意識障害若しくはけいれん発作又はこれらの既往歴がないこと。
2不適合状態
2-1
意識障害又はその既往歴のあるもの
2-2
けいれん発作又はその既往歴のあるもの
3検査方法及び検査上の注意
3-1
問診により、意識障害及びけいれん発作の既往歴について確認すること。
3-2
必要に応じて、脳波検査、画像検査、神経学的検査、自律神経系検査、循環器系検査、内分泌系検査等を検討するとともに、精神神経科医、神経内科医、循環器専門医又は内分泌専門医の診断により確認すること。
4評価上の注意
4-1
小児期において、一過性のひきつけ又は意識消失発作等の既往歴がある場合は、慎重に判断すること。
4-2
5歳未満の熱性けいれんの既往歴がある場合は、その後のけいれん発作について詳細に確認すること。5歳未満における発作発生後、現在に至るまで発作が認められず、脳波に異常所見が認められない場合は、適合とする。
4-3
外傷後の意識障害のうち、脳震盪については、3ヶ月の観察期間を経て、高次機能に異常を認めず、航空業務に支障を来すおそれのある後遺症のないものは適合とする。” 出典 航空身体検査マニュアル

とあります。順に読んでいくと、まず2の不適合状態としてけいれんの既往歴が挙げられています。
また3の検査方法、検査上の注意において問診により既往歴の確認とあります。

さらに3-2に続きますが、必要に応じて脳波検査や画像検査、また専門的な医師の診断により確認されるとなっています。

最後に4評価上の注意において質問にあった箇所、『5歳未満の熱性けいれんがある場合は、その後のけいれん発作について詳細に確認すること。5歳未満における発作発生後、現在に至るまで発作が認められず、脳波に異常所見が認められない場合は、適合とする』と出てきます。

したがって論理立てて考えると、まずはけいれんの既往歴を問診で確認され、該当する場合には必要に応じて上の検査や診断を行い、医師が航空業務を行うに支障なしと判断した場合に適合となるのだと思います。

その上で医師が考慮する点として、5歳未満の云々ということになります。
君の場合は5歳1ヶ月の頃の既往歴ということなので、ここには該当しないですね。

そもそもこの5歳未満というのがどういう意図なのか分からないのですが、あまりにも幼い時にけいれんを起こすとよくないからとかなのかな?

僕に考えられるのはこの辺までです。あまり力になれなくて申し訳ない。

さらに正確、詳細な情報が欲しければ、やはり専門的な知識を持った医師に相談するのが一番だと思います。検討してみてください。