今後の採用

はじめまして。
ただいま浪人中の受験生です。
ひとつ質問なのですが、今JALが訓練所を閉鎖してしまってますよね??
もし今後パイロットの人員が足りなくなって、採用するとするのなら、やっぱり自社養成を再開するのでしょうか??、それともライセンスで採っていくのでしょうか??
それとも自社養成でのパイロット養成は減少していくのでしょうか??
心配です、よろしくお願いします。
by カズさん
回答
カズさん、ご質問ありがとうございます。今後の採用について。それはおそらくみんなが不安なことであり、不確実なものだと思います。
前回までの記事で有ライセンス者に対するチャンスは広がっていくだろうという僕の展望を述べていると思います。では自社養成はどうなるのかということですね。
これについても僕の展望を述べてみたいと思います。
今訓練所を閉鎖しているJALについてですが、まあ内部事情は知りませんが、おそらく将来的には自社養成としてパイロットの育成を行うと思います。
もちろんパイロットの自社養成を行うには巨額の費用が必要になるので、JALにその費用に耐えられるだけの体力が付いてからということになりますが。
僕がそう考えるのにはもちろん理由があります。
それは、パイロットを養成するノウハウをすでに持っていて、パイロットの『品質』を確実に担保できるからです。
当然ですが、航空会社は事故を防ぐためにとてつもない程の神経を使っています。
単に事故といっても、君たちの想像するような飛行機が墜落するような大惨事と違って、例えば管制官の指示を待たずして滑走路に侵入してしまったとか、そういったことも重大なインシデントで、航空会社はそれを航空局に報告しなければなりません。
すると世間に『あそこの航空会社はやばい』と思われて、旅客数が減ってしまうわけです。
もちろん、自社養成パイロットとパイロット留学で免許をとってきたパイロットとどちらが優秀かという議論はあるでしょうが、少なくとも自社養成の場合は会社で定めた基準があり、それに達していない人は排除しているわけですから会社にとっては安心でしょう。
そういったこともあり、僕はJALが自社養成を辞めてしまうとは思いません。
その理屈はANAもしかり。自社養成パイロットの数が減少していくとは思えません。新興のLCCには自社養成を行うだけの体力はないでしょうから、そこは有ライセンス者を対象とした採用になるでしょう。
回答は以上となります。何度も言いますが、僕は一社会人として客観的に意見しているだけです。まあ、参考程度に留めて下さい。