パイロットの約40年で成し遂げたいことについて質問です。

こんにちは、今現在理系の大学院1年生の者です。
ブログの更新をたまにチェックさせてもらっては楽しませてもらっています。
実は大学院に進学する前に自社養成パイロットの試験を受け、面接で落とされています。
面接時もらったフィードバック(機長の方から)では、「堅すぎる」とのことでした。その当時は緊張で失敗してしまったと思い込んでいたのですが、今思い返すと、パイロットに「なること」を重点に起きすぎていたのかなと考えています。自身、当時のパイロットに対する憧れは強く、学部4年間を通して英語力をつけたり、こちらのブログの他にも情報を集めて航空会社が求める人物像になり切ろうとしました。しかし、なり切ろうとするあまり、志望動機等、上っ面だけの言葉で話していたのが面接官に伝わったのだと思います。
進学してからパイロットに「なること」への熱は落ち着いて、今また就職活動の時期に入っています。学部時代の英語力も有難いことにプラスに働いて海外研究など、パイロットを目指していなかったら経験できないチャンスにも恵まれました。
現在、就職後40年間で成し遂げたいことをテーマに就活の軸を考えているのですが、メーカー等自分の経験を活かせる職を検討しているのですが、40年間で成し遂げたいことが、パイロットという手段でもアプローチできると考え、再度自社養成も受けようかなと考えています。
そこで、質問です。
ブログの管理人様は就職する際、
就職後40年間で何を成し遂げたいと考えてパイロットの試験を受験しましたか?また、
その時の思いは今どう変化しましたか?
よろしくお願い致します。
By 富山県民さん
回答
富山県民さん、ご質問ありがとうございます。
うーん、、堅いなぁー。と冗談はさておき、真面目なのはいいことだと思います。
就職活動をする上で、「〇〇になること」に執着してしまうのは陥りがちなことだと思います。しかもそれって就職活動中は人に言われても自分では納得できないし、それに気づけただけでも君にとって大きな意義があったのだと思います。
では本題の社会人人生40年間で成し遂げたいことについて、ですが、正直僕はそういうものを持っていませんでした。
ですが、(今思えばですが)将来僕は宇宙に関わる仕事がしてみたかったし、大学に入る前には宇宙の勉強がしたかったし、まあパイロットとは直接関係がないんですが、そんな中で航空宇宙工学の勉強をしていてパイロットにも興味を持って、と、(自分で言うのもあれですが)それなりに筋の通ったことを言っていたのかなとも思います。まあそんなに勉強のできる方ではなかったので実際は宇宙の仕事をするのは厳しかったような気がしますが。
何を成し遂げたいかという切り口ではありませんが、こんな感じであれば、ああこいつは将来こんなことをしていたいんだなぁというのが直感的にわかるのかなと思います。「俺はこれがしたい!」ってスペシフィックに決まっていてもいいし、まだそこまでは決まってなくても、漠然とこんな感じっていうのも正直な話だと思います。
僕に関して言えば、近しい人にパイロットがいなかったということもあり、パイロットとして40年間働くというイメージがそんなに具体的に描けていませんでした。ましてや何かを成し遂げたいという思いもありませんでした。
と、せっかく質問してくれたのに肩透かしで申し訳ないですが、ここからはアドバイスです。
しっかりと自分と向き合って、自分がどうありたいのか、何をしたいのか、何を成したいのか。考えることはとても大事なことだと思いますが、そういうのって机の前で考えて絞り出すものではないのかなと思います。真面目に、しっかり考えるほどそうなってしまいそうですが。
そうではなく、今の君のように広い視野でものを見て、いろんなところへ行って、いろんな経験をして、その時「ああこんなのいいなー」とか、「こんなのに関われることを自分の人生の仕事にしたいなー」とか、肌で感じたことの方が人に説得力を持って伝わるんだと思います。
リラックスして、自分から一歩下がって見つめてみると良いのかなと思います。
まあそれも難しいことなのですが。
以上、またなんでも相談してください。