航空大学校と自社養成で機長になるタイミングについて質問です。

いつもブログを拝見させて頂いております。
さっそく質問ですが、航大卒と自社養成卒ではどちらが機長に早くなるのでしょうか?
一般的に考えれば、入社した順に機長になっていくと思うのですが
昨今、自社養成はMPL訓練をしている為、機長経験の差では航大卒の方があると思うのですが
この差を考慮し、航大卒の方が早く機長になるということはあるのでしょうか?
By しがない訓練生さん
回答
しがない訓練生さん、ご質問ありがとうございます。
今日は天気予報では関東でも雪が降るそうですね。僕は幸いお休みですが、羽田空港で雪が積もったりすると大変です。北国の空港と比べると除雪のための施設が少ないし、混雑しているため、大混乱になってしまいます。
さて回答ですが、もう機長のことを考えているのはいいですね。
大手航空会社はもちろん魅力ですが、早く機長になれるという視点で航空会社を選ぶのは大いにありだと思います。
では自社養成と航大でどっちが機長になるのが早いのか。
それはどっちも基本的には変わりません。
航空会社では飛行時間や持っている機長時間ではなく、セニョリティというもので機長になる順番が決まります。どのタイミングでセニョリティをつけるのかは会社や時代によって変わると思います。入社のタイミングでセニョリティをつけるのか、それとも副操縦士昇格のタイミングにするのか、とかね。
余談ですが、他社と統合する時なんかもこのセニョリティでよくもめます。
またさらに余談ですが、アメリカなど海外の航空会社ではこのセニョリティがとても強く、他社で機長をやっていた人でも大手航空会社に入る時にはもう一度副操縦士からになったりします。
それでもセニョリティの高い機長は給料も高く、またベースとなる空港なんかも選べたりするため、メリットは大きいです。
以上、セニョリティについて、過去にいろんな航空会社でどんなことがあったのか色々調べてみると面白いかもしれません。