パイロットの出世について質問です。

はじめまして。
いつも楽しみに読んでいます。
僕はまだ学生なのですが、パイロットになった後の出世について教えて欲しいです。
副操縦士→機長までは分かるのですが、機長になったあとは定年まで年功序列ですか?
ネットで調べてみたところ、部長や教官という仕事もあるようでしたが(ANAの場合)、部長になりたくない人が多いという情報もあったので、それも気になります。
部長や教官になるには試験が必要なのでしょうか?
また、これらの仕事に就く人の割合や待遇についても教えていただきたいです。
ご多忙とは思われますが、よろしくお願いします。
By ピータさん
回答
ピータさん、ご質問ありがとうございます。
出世について、気になるところですね。
基本的には、君の言う通り基本的には副操縦士→機長で、他に職位として教官やグループ長(首席)、乗員課長、乗員部長、また審査操縦士や査察操縦士などがあります。
会社にもよるとは思いますが、ほかにも他部署との連携をする人もいますね。
給料はもちろん職位が上がると良くなります。しかし、例えば査察操縦士になると航空局の審査を毎年受けなければなりませんし、これがかなり大変だと言われています。課長や部長になると地上勤務が増えて、フライトできる時間が減ります。昔はフライトタイムが減るからその分給料が減って、昇進したのに給料が減るなんて会社もあったと聞いたことがあります。
そういった理由で、別に職位が上がらなくていいと考える人は他の業界に比べ、多いのかなという気がします。
選ばれるのは年功序列ではなく、能力が高い人だったり、他からの信頼の厚い人だったり、上司に気に入られたという理由もあるかもしれません。
そんなとこでしょうか。将来自分がどうなりたいのか想像するのも楽しいかもしれませんね。
頑張ってください。