パイロットと飛行機酔い

けいと申します。いつも楽しくブログを拝見しております。

質問なのですが、パイロットの方々は皆さん飛行機酔いに強いのでしょうか。もう少し細かく言えば、元々飛行機酔いに強いのでしょうか。それとも、訓練を重ねるうちに酔いに強くなるのでしょうか。私自身、パイロット職や自家用免許を取得することに興味があるのですが、飛行機酔いが心配です。特に、飛行機特有の悪天候時に「ふわっとする感じ」があまり得意ではありません。同じ理由で、ジェットコースターの落ちる感覚も苦手です。「ふわっとする感じ」が苦手な人でも訓練等を通して克服できるのでしょうか。


もし、過去に同じような質問がございましたら、確認不足となり申し訳ありません。よろしくお願いいたします。

By けいさん

回答

けいさん、ご質問ありがとうございます。

新型コロナウイルスの感染拡大第三波、また大変なことになってしまいましたね。国内線の旅客数もまた大幅に減って、また各社大幅に減便を行っていると思います。GOTOの効果もありもう少し、と光の見えてきたところでこれは非常に苦しいと思います。

停留料や着陸料など合わせて9割軽減の措置が取られるというニュースも見ました。会社の経営状況がどれだけ苦しいのか、なかなか我々末端の社員には伝わってこないのですが、流石にこれはまずいのではないかなという気さえします。

パイロットを目指す皆さんも、注意深く航空業界の動向を見ておいた方がいいと思います。

さて本題ですが、パイロットと飛行機酔いについて。

いい質問だと思います、実はこれは僕も訓練をしていて驚いたことでもあります。

結論から言うと、もともと乗り物酔いに強い人は特に苦労しないし、乗り物酔いに弱い人も訓練をする上で全員が慣れてしまいました。

僕自身は乗り物酔いはもともとない方で、訓練を通して気持ち悪くなったことがありませんでしたが、意外にも同期の3−4割くらいは初フライトで気分が悪くなったり、吐いたりしていました。

訓練機は小さく、よく揺れるので乗り物に弱い人にはキツいと思います、むしろ今まで乗り物酔いをしたことがない人も苦しむかもしれません。しかし、みんな1ヶ月もしないうちに慣れてしまって、特段訓練上それで苦労した人はいません。

教官たちも、いつも見ていることのようで、吐いてる訓練生がいても笑ってみていました。まあ当人は冗談じゃないぞって思うでしょうが、その程度です。心配しなくて平気です。

珍しい人もいて、車を含めて乗り物酔いがひどい人で、もう20年以上パイロットをやっていますが、自分がコックピットで操縦するときはなんともないけど、それ以外はダメという人がいました。車も自分で運転すると酔わないと聞いたことがありますが、それと同じことが飛行機にも言えるのかもしれませんね。

以上、最初は心してかかりましょう。しかし、心配する必要はありません。みんな慣れてしまいます。