海外→日本?日本→海外?な質問です。
1年前にも質問させていただいたkと申します。
当時は訓練開始までの繋ぎの仕事を探しており、管理人様にアドバイスをいただきました。
自分の興味のあることをということでジェット機を組立てる仕事に1年間でしたが従事しました。
その節はお世話になりました。
これから海外の訓練校にて訓練を開始します。
さて質問なのですが、パイロットのキャリアをスタートするにあたり海外で就職をすべきか日本ですべきかということです。
飽くまで私の主観ですが、海外で免許を取られる方は、日本へ帰ってきて日本の免許に書き換え、日本法人を持つ大手もしくはLCCへ就職というのが一般的なルートなのかと思います。(そもそもなぜ日本だけこのような面倒くさい仕組みになっているのでしょうか?)
しかし、この書き換えには多額のお金がかかる。
であれば海外で取得した免許で飛べる国で就職してもいいのではないかと考えたのが質問のきっかけです。
日本で就職し、ある程度経験を積んで海外に出る方法もあるとは思いますが30後半から40代の働き盛りでの挑戦になり結婚していたりすると果たして可能なのかと思えてきます。
逆に海外で就職を勝ち取っても、日本の航空会社には転職できず、一生海外生活というのもなんだかいやです。
文章纏まらず分かりづらいのですが、管理人様のご意見を聞かせていただければ幸いです。
By kさん
回答
kさん、長らくこのブログを読んでくれてありがとうございます。
いいですね、夢に向かってまっすぐに進むその姿は、本当に美しいと思います。
さて今回の質問についてですが、おそらく僕も君とほぼ同じ認識をもっています。
僕も海外の航空会社にも興味があります。
海外で免許をとって日本でライセンスの書換えを行うのが一般的なのは、訓練費用の問題なんじゃないかな?多くの場合、日本国内で小型機を飛ばして訓練をするよりも、海外で訓練する方が安くすむでしょう。もし国内でより安く訓練できるところが出てきたならば、そちらの方がいいんじゃないかと思います。
海外の航空会社に就職することに関してですが、魅力はたくさんありますが、リスクもたくさんあると僕は思っています。
一つには君の言うように、将来日本に戻ってパイロットをやれる保証がないということでしょう。
もちろん海外に住むということ事態が魅力の一つであるわけですが、将来に渡って、家族もできて、その家族を含めてどんな生活を望むか、これを考える必要があると思います。
家族は日本に住んでいて、自分は海外で単身赴任している友人のパイロットもいます。まあそれはそれで気楽そうだなとも思いますが、自分がどういう生活をしたいのか、よく考えてみる必要があります。
二つ目は外国人であることのリスクがあると思います。
完全に多国籍である航空会社に行くならまだしも、その国の人が大多数を占める航空会社に外国人として入った場合、その航空会社の経営状態は悪くなったときに、リストラの対象になる可能性が高いと思います。
機長になっていれば他の会社に移ればいいですが、副操縦士であればまた他の会社でセニョリティ(機長にあがるための順番のようなものかな?)が低いところから始めなければならなくなります。
ぱっと思いつくのはこれくらいですが、他にもいろんなリスクがあると思います。
しかしだからダメというわけではなく、リスクとメリットの兼ね合いで決めるものだと思うので、どっちがいいとは僕には言えません。事実、いいなーと思う海外の航空会社はたくさんあります。
特に回答になっていないですが、僕が考えているのはそんなとこです。
やっとできる訓練、まずは多いにたのしんで下さい。