パイロットの由来
みんなパイロットって言葉の由来を知ってるかな?
「パイロット」って、もともと船乗りの言葉で日本語で言うと『水先人』って意味なんだ。
船の先頭に立って、目的地まで導く者。
イメージしてほしいんだけど、昔は飛行機で目的地まで行くのって、すごく難しいことだった。今はGPS(カーナビみたいなもの)があるから迷うことはないが、昔はそんなものはない。
日本なら海があるから分かりやすいくど、アメリカなんかイメージしてみよう。
空からみりゃ地面なんてみんな一緒だ。ずっーとおんなじような荒野が続いてる。
自分が今どこを飛んでるかなんてすぐに分からなくなるよ。
だから、パイロットには「ナビゲーション」っていう技術があって、「目的地に飛行機を運ぶ」んだ。簡単なことじゃない。
こんな風に空の世界では海からきた言葉が多い。
飛行機のことをシップって言ったりもするし、距離も「海里」っていう船乗りと同じ単位を使う。
ヨットに乗ったことのある人もいるだろう。
実はあれも飛行機と同じ『揚力』で前に進むんだ。穂をうまく貼ることによって風上に近い方向でも進めてしまうからすごい。
空も海も面白いことがいっぱいある。学生時代一緒にパイロットを志した仲間で、方向転換して潜水艦の操縦士になったやつがいるんだが、そいつの話は非常に面白い。
船乗りになれとは言わないけど、僕は面白そうな仕事だと思う。