パイロットになるための学歴についてに質問です。

僕は4月より高校3年生になりいよいよ大学受験の時期になりました。

僕は小さい頃からパイロットにあこがれていて今でもその夢は変わりません。
そこで自分なりにパイロットになるための進路について調べてみました。私大のパイロットコースも考えましたが、学費がものすごく高いことや現在自分が文系なこともあって、自社養成・航空大学校を卒業してパイロットになる方法が自分にとって現実的な方法だと考えました。

Q. そこで自社養成パイロット試験を大学3,4年次の就職活動の時期で受験するにあったて卒業する大学のレベルはどのくらい結果に影響してくるのでしょうか??
やはり国立大学・早慶レベルでないと自社養成は厳しいのでしょうか?

Q. また自分は大学で社会学を学びたいと考えているのですが、社会学とパイロットはつながりが薄いです。その点は自社養成選考時にやはり不利になるのでしょうか??
それともサークルでのリーダーシップを生かした経験・パイロット職への熱意のほうが選考時に重要視されやすいのでしょうか??

ご回答よろしくお願いいたします。

By よたさん

回答

よたさん、ご質問ありがとうございます。
大学受験、大きなイベントですね。僕も当時のことを思い出してみました。

僕は理系で国立大狙いでしたが、センター試験で思うような点が取れず、それでも玉砕覚悟で第一希望を受験しましたが願いは叶わず、でも第二希望の大学に合格することができました。

本命に行けなかったことはその瞬間は残念ではありましたが、人生を振り返ってみていい経験だったなと思います。
一生懸命勉強したことは自分の自信になったし、僕は理系だったので大学院受験のときに当時の悔しさがあり、より難関の大学の大学院に挑戦する気にもなれました。

さて本題

Q1 自社養成を狙うに当たって大学のレベルによる影響ですが、一般論としてはより優秀と言われる大学の方が試験に合格できる可能性は高いと思います。

それは就職活動で難関大学卒の人の方が難関と言われる企業に就職しやすいのと全く同じ理由です。自社養成パイロットの試験というのは就職活動そのものです。

でもそれと同時に、自社養成は就職活動であるからこそ難関大卒ではなくとも合格している人はたくさんいます。
学力は東大生に劣っていたとしても、人間性や社会性、高校時代、大学時代の経験が評価されるからです。

事実、僕も自社養成からパイロットになりましたが、同期には東大生もいるし、早慶上智卒もいるし、関西の私立大卒もいるし、日大や立教大卒の人もいます。そして、どこの大学卒だからパイロットとして優秀というのは基本的にはないと思います。

なのでまずは難関大を目指すべきだとは思いますが、それでダメだったとしてもそれでパイロットへの夢が絶たれるわけでは全くありません。合格した大学で、君にしかできない経験をして、それを君の強みに変えればいいのです。

Q2 社会学を専攻にすることは自社養成を受ける上で不利になるか?
→ならないと思います。

そもそも、自社養成パイロットに合格する人は理系よりも文系出身の人が多いと思います。
訓練の中で航空力学や気象など理系の教科もありますが、航空法や管制規則、英語などの科目もあります。

いずれにせよ訓練でそれを習得できるだけの理解力があればいいわけで、学部はあんまり関係ないと思います。
であれば、自分の興味のある分野を専門にして、他の誰にも真似できないくらいの経験をした方がずっと自社養成の試験に受かる可能性は上がると思います。

これも就職活動なので難しいところなのですが、採用というのは全てがロジカルに決まるものではありません。
筆記試験や身体検査、適性検査は客観的な点数をつけられるかもしれませんが、面接はそういうわけにはいかないですよね。

面接官との相性もあるし、人間性なんて客観的に評価できるものでもありません。
極端な話、過去の経験や志望動機でどんなに立派なことを言っていても、面接官が『この人と一緒に働きたくないな』と思えば低評価をつけられるわけです。

面接についてはこのブログでも少し書いていますが、自身の経験や考え方、価値観、そしてそこからくる志望動機や自己PRで勝負することになりますが、最後は『運』だとも思います。

回答は以上です。自社養成パイロットの話として答えましたが、航空大の場合は試験の性質としては私大のパイロットコース寄りになると思います。
参考にしてみてください。