レーシックとICLについて質問です。

パイロット志望のものです。

屈折矯正手術が航空身体検査適応になる場合があることになりましたよね。
強度近視でジオプトリー制限を越えていて、強度近視にも対応する屈折矯正手術であるPRKを受けようと思っています。

これは航空身体検査の審査会対象ですか?それとも追加検査により適応ですか?
また、ICLとどちらがおすすめですか?

By TSKさん

回答

TSKさん、ご質問ありがとうございます。
もう読んでくれているかもしれませんが、先日似た質問があったのでまずはこちらを読んでみてください。コメントを含めて、みなさん非常に有意義な情報を共有してくださっています。

レーシックについて質問です。

さて、また先を越されてしまいましたが、僕も眼科医さんと基本的に同じ意見です。(息子をパイロットにしたい眼科医さん、いつもありがとうございます。)

〜息子をパイロットにしたい眼科医さんからのコメント〜
>SKさん
何度もでているテーマですが、難しい問題ですね。
レーシックでは度数が強いほど、術後合併症が起きる可能性が高いので手術をすること自体が難しいですし、視力がでればOKでは無くその他の見え方の質の項目もクリアしないと審査が通らないです。

度数からするとICLの方が良いと思いますが、ICLはまだレーシックよりも認められていないようです。審査会に出して条件付き合格というケースもあるようですが、一般的なケースではないと思います。
〜コメント終わり〜

屈折矯正手術がどういう扱いで適合となるかについて、航空身体検査マニュアルをみて見ましょう。

〜以下航空身体検査マニュアルより引用(途中略)〜
不適合状態
2-3 屈折矯正手術の既往歴のあるもの

4 評価上の注意
4-3
屈折矯正手術の既往歴があり、屈折矯正手術から6ヶ月以上が経過した時点において、症状が安定し、視機能が基準を満たしている場合は適合とする。この場合において、手術記録を含む臨床経過のほか、以下の検査結果において、眼科専門医の診断により異常が認められないことを確認すること。
(1)視力の日内変動(同日3回以上の測定結果)
(2)コントラスト感度
(3)グレアテスト
(4)角膜形状解析

5 備考
5-1
屈折矯正手術の既往歴があり、屈折矯正手術後6ヶ月以上を経過し症状が安定し、視機能が基準を満たしている者が、国土交通大臣の判定を受けようとする場合は、手術記録を含む臨床経過のほか、以下の検査結果を付して申請すること。
(1)視力の日内変動(同日3回以上の測定結果)
(2)コントラスト感度
(3)グレアテスト
(4)角膜形状解析
5-2
上記5-1の者のうち、十分な観察期間を経て経過良好であって、症状が進行しないと認められるものについては、国土交通大臣の指示により、以後指定医で適合とすることを許可される。
〜引用終わり〜

解読がなかなか難しいですが、初回は審議会による大臣判定になるのだと思います。
また5-2の適用となった場合は以後の航空身体検査では通常の航空身体検査でいけると読めますね。

何がいいのか判断が非常に難しいところですが、以上の情報も参考に考えてみてください。また航空身体検査の指定医の意見を聞くことを強くおすすめします。