色覚について質問です。

お忙しい中見ていただいてありがとうございます!
タイトルからも推測されると思いますが色覚異常を持ちながらパイロットになれる機会を探しています。
航空会社の自社養成などの募集要項などを見ても「色覚が正常な者」と明記されています。ANAは明記されていませんでしたが。海外では機会ニュージーランドでは医師による検査で色覚異常と判断されれば専門機関で検診をし、業務に異常がないと判断されれば事業用免許の取得が可能なことまで調べた結果わかりました。
しかし資金などを考えても私にとっては国内で挑戦する方が好ましいです。友達の伝手を頼り現役のパイロットの方とお話する機会が持てそうでしたが、多忙のためメールを送り、返事を待っています。
やはり国内では色覚異常の者がパイロットになる機会はありませんか?
また航空検査で引っかかった場合、国土交通大臣の許可を判断するための審査委員会へ検討申請ができると聞きました。色覚異常は検討対象でしょうか?
お時間ありましたら、お返事ください。
By Flowerさん
回答
Flowerさん、ご質問ありがとうございます。
色覚異常を持ちながらパイロットになれるのか?
実はFlowerさんと同様、色覚が普通ではない人はたくさんいて、日本における基準もかなり明確になっていますので、それをまずは紹介します。
航空身体検査マニュアルのQ&Aにありますが、そこに色覚についての記述があります。
航空身体検査マニュアル
日本では石原式の色覚検査を行うことが求められています。
これで不適合となっても、指定された別検査を行って、その結果を元に国土交通大臣に申請できることになっています。
これに通るかどうかは、Flowerさんの色覚異常の程度によることになると思います。
石原式の検査はその色による文字が読めるかどうかです。まずはこれを試してみるのがいいと思います。
また私の友人にも色覚が普通ではないパイロットがいます。
彼は過去に検査によっては色覚異常と診断されたことがあるが、石原式の検査はパスできるという程度の色覚でした。
そもそもパイロットにとって何故色覚が大事かというと、その主な理由はライトガンという、色信号により通信系統がFailしてしまった場合に管制官との意思疎通に用いる光が見えるかどうか、また飛行機の翼弦灯(赤と緑により飛行機の進行方向がわかります)が見えるかどうかがその理由になるのだと思います。
これが満たせないならばパイロットになるのは厳しいと言わざるを得ないのでしょう。
しかし上に挙げた僕の友人のパイロットも、パイロットになることをずっと諦めていたと言っていましたが、今は夢を叶えています。
まずは当検査を受けてみることをおすすめします。
色んな情報ソースがあると思いますので、知り合いのパイロットにもぜひ尋ねてみて下さい。