社内で嫉妬や確執はありませんか?
いつも楽しく拝見させていただいています。
どこのエアラインもパイロットの給料は高くて憧れますが、一方でCAやグランドスタッフなどの給料は、パイロットの1/3程度の場合が多いと思います。
そこで質問なのですが、給料差がそこまで大きいと社内で嫉妬や確執などはないのでしょうか?
By Yellowさん
回答
Yellowさん、ご質問ありがとうございます。
もう年も瀬ですね。この仕事をしているとスケジュール次第ではお正月も仕事なのですが、個人的に年末の雰囲気が大好きです。ゆっくり本を読んで過ごしたり、こうやってブログを更新したり。まあやっぱり仕事をしてたいとは思わないですが。
今年は宮崎駿先生おすすめの「クラバート」って本を読もうと思っています。この前ジブリ美術館に行ってきて、そこの図書コーナーで面白そうな本がたくさんあって色々買ってみました。
僕からはサン・テグジュペリの夜間飛行や人間の土地なんかこのブログを読む人にはおすすめしたいですね。
どうでもいい話が長くなりましたが、本題です。
給料について社内での確執はあるのかですね。
これは難しいですね。
僕の個人的な経験で言えば、そういうネガティブな態度をとられ不快に思ったことはありません。
まあそりゃそうだろって話でもあるのですが、当然仕事で関わる人達はお互いプロとして仕事をしています。
たとえ心の中で不満に思っていたとしても、それを業務上態度に出すようではダメですよね。幸い、僕の周りにはそういう方はいないようです。
ただ、給料の格差について不満を持っている人は必ずいると思います。
給料はいろんな要素があって決まるものだと思いますが、やはり人によって「なんでこんなやつが」ってのはあると思います。
僕自身たまたま運良くパイロットになれましたが、反対の立場であればやはり嫉妬すると思います。パイロットも色々でやっぱり偉そうな人もいるし、その割に実力はイマイチだったりします。そんな人と比べて自分の給料が低いのはやはりそう簡単に納得できるものではないと思います。
でもだからこそ、パイロットは他の職種の人に対して謙虚でなければならないと思います。
また給料に見合った仕事をするために自身を研磨し続けなければならないと思います。
さらに失敗した場合にはそれなりの責任をとらなければなりません。
難しいですね。個人的にはそりゃ給料は多い方が嬉しいのですが、パイロットならそんなに給料が高くなくてもなりたい人はいっぱいいるだろうって思います。じゃあ下げちゃってもって思うのですが、そうすると他の会社に移って行っちゃうし、そもそも給料を下げることは難しいことです。今後パイロット不足が解消されていけば給料はもっと平均化されるんじゃないかなとも思いますが。
そんなとこでしょうか。またなんでも質問してください。