これからの進路について相談です。
はじめまして。現在理系大学3年(もうすぐ4年)の男子です。
先日ANAの1次試験があり落ちてしまいました。JALが今年再開したのでそちらも受けますが、おそらく落ちてしまうと思います。単純確率で1%程度なのでそう考えるほうが妥当でしょう。現時点で航空大学校に頭を切り替えております。
もちろんJALも精一杯やりますが、正直ANAの1次試験は本当に簡素なもので、そういうもので落とされてしまったのが非常に悔しくてあまり納得がいってません。ただ何かしらダメだったんだろうとしか思えません。面接もしっかり出来たと思ってます。
とりあえず前置きはこれくらいで、いくつか質問させてください。
まず、自社養成ではどういう点が見られているのですか。1次面接はおそらくウェイトが小さいと私は感じました。
次に、12月に航空身体検査1種を受けパスしてきましたが、血液、尿、身長体重、口腔内、裸眼と矯正視力、視界、聴力、脳波、心電図、歯と胸部のレントゲン等しか見られず、呼吸器や鼻中隔、運動器等は見られませんでした。また、心電図は不完全右脚ブロックと診断されました。これだけの判断で自社養成や航空大学校の入社、入学の身体検査をパスできる(可能性が高い)と自信を持っても大丈夫ですか。当然食事には気をつけていきますし、100%大丈夫なんてあり得ないことは重々承知ですが。1種でパスできたことは大きなことだとは思いますか。
最後に進路なんですが、
学部で自社養成単願で受験→Noなら院試+航空大試験→航空大Noなら院で他職種就活含め最後の自社養成受験と考えております。
本気でパイロットになろう!とはしているんですが、原則として「就職活動」以上のものではないとも考えてます。なので残り少ないチャンスを精一杯活かしてどうにかしてなろうと思いますのが私の周りにパイロット事情に詳しい人が全くいないので、進路についてアドバイスや注意点を教えていただけると幸いです。
自分でもどうしたらいいのか分からず頭ごちゃごちゃの中ANAに落とされたので、文章も現時点でめちゃくちゃかもしれませんが、できる限りで結構ですのでよろしくお願い致します。
By 優気さん
回答
優希さん、ご質問ありがとうございます。
ANA自社養成試験については残念でしたね。しかし何がダメだったのか考えることも大切ですが、自社養成試験に関してはそんなこと考えても分からないくらい門の狭い試験です。
すでに次に気持ちが向いているようで安心ですが、気を落とさないでください。
まずは質問に答えていきましょう。最初に自社養成試験ではどういう点が見られているのかという質問ですが、ANAの一次試験はエントリーシートと面接と航空適性検査だったのかな?
僕が受験していた時とはちょっと変わっているようですが、まず前提として数値ででるものは満点を取るつもりで臨むくらいがちょうどいいと思います。
心理適性はそれ何を検査しているのかを熟知しておく。
エントリーシートは何度も推敲して、必ず先輩や第三者に見てもらう。
面接は自分の面接シーンをビデオにとってなんども練習する。
どんな質問をされてもいい回答ができるようにいろんなことを勉強する必要があるし(例えば好きな飛行機とその理由とかは当然だよね)、いじわるな質問にもユーモアをもって対応したい。
そこまで準備しておいてやっとスタートラインと思っていい。もちろん大げさに言っているけど、上のことを完璧にやっても通らない可能性の方が高い試験です。
もし君が東大のような一流大学に在籍しているならプラスαの点数があるかもしれないし、そうじゃないなら東大のやつに負けないくらいの結果を残さないといけない。
その上で面接の内容です。これが正解がないので難しいものです。
その一つの道しるべを書いているのがパイロット養成道場です。しかしこれも僕の独断と偏見に基づいているものです。
次に身体検査について。
まずは第一種をパスできたことは喜ぶべきことです。
しかし、だからといって入社時の身体検査をパスできると思い込むのは間違いです。入社時の検査の方が基準を厳しくしていますからね。だからパスできたことが大きなことだとは僕は思いません。厳しいようで申し訳ないですが。
だから健康維持には常に全力で取り組んでいて下さい。君は既に注意しているようなので、その調子で。
最後に進路について。
もちろんいろんな考えがあっていいのですが、君の思う順位が僕はベストだと考えています(あくまで理系の人はね)。現に僕もそのように受験していきました。
「何が何でも俺はパイロットになる!!」という考えもうまく伝わればいいのですが、面接にはリラックスして臨む方がいいと思います。
事実、フライト中もガチガチになっている人よりもリラックスしている人の方が見ていて安心感があります。
面接官に機長もいると思うので、そんなところも見られるでしょう。
そんな中で、「ダメならダメで仕方ない」という思って受けることは僕は決して悪くないと思います。
以上、なかなか厳しい内容になってしまったかもしれませんが、応援しています。頑張って下さい。