ATCに慣れるにはどうすればいいか質問です。

お久しぶりです。こんにちは。
諸事情で渡航が遅れてしまい、昨日ようやくファーストソロに出ることができました。まだ折り返し地点なのでこれからが大変でしょうが。
1つ質問なのですが、恥ずかしながら未だにATCがなかなか聞き取れず、何か慣らす方法はないかと思っております。ある程度決まっているとは言え、管制官の指示は早口で、口語もたくさん入れてくるので聞き取れないものが多いです。個人的な対策として、LiveATCから聞き取れなかったものを抜き出して教官に文字にしてもらい、何度も聞いて耳を慣らしつつ、その指示に答えるというのが現状です。
管理人様はATCに関して苦労されたことはありますか?耳をATCに慣らすために行った良い方法などありましたらご教示いただけると幸いです。
By ふぃりーさん
回答
フィリーさん、お久しぶりですね。ファーストソロ、おめでとうございます。最初の難関を突破ですね、一人で空を飛んでみた感想はどうでしたか?
夢に向かって頑張っているその姿は本当に輝いていると思います。
さてATCについてですが、これはみんな苦労します。海外で訓練をする場合は特に難しい。
僕もそうとう苦労した覚えがあります。
しかし当時のATCの先生が言っていた言葉ですが、「If you know, you will hear」というものがあります。
当たり前のことですが、分かっていれば、聞こえるのです。
例えば自分がローカルトレーニングエリアから空港に帰ってきて、空港のトラフィックパターンにジョインする時に前の訓練機との距離が近かった場合には例えば「make Right three sixty, then join left hand pattern」なんて指示がくるとします。
ネイティブの早口でこれをばっと言われても慣れてなければ焦ってしまうでしょうが、自分で状況認識ができていて、「あ、ここではこんなATCが来るだろうな」って思っておけば答えられるわけです。
もちろん、そのためには君が今やっているようにATCをたくさん聞いて、どんな指示があるのかをたくさん聞いておかなければなりません。
僕らがやっていたのは、コーヒーとサンドイッチなんかを空港をよく見えるとこに持っていって、そこでトラフィックパターンを飛んでいる飛行機を眺めながらエアバンドでATCを聞いていました。
それで実際に飛んでいる飛行機と、それに対するATCを聞いて「あーこういう状況ではこんなATC来るんだなー」とか同期と話しながらのんびりする。
他にも同期とのミーティングで、始めて聞いたATC指示があった場合にはその時の状況を含めてそれを共有していました。
これも聞いていれば、いざそれと同じ指示がきた時には自分も対応できると思います。
あとは、目の前のことに集中しすぎないことでしょうか。
操縦に夢中になってしまうと、状況認識が薄れて自分へのATC指示を聞き逃してしまったりすると思います。
いいパイロットになるには、腕ももちろん大事だけど操縦は適度にやってそれよりも状況認識をしっかりしながら飛ぶというのが大事なことだと思います。
そんなとこでしょうか。
日々のフライトは苦しいかもしれませんが、たまには楽しむ余裕を持って、ライセンスをとって帰ってきて下さい。