「なぜ弊社なのか?」への回答についてアドバイス下さい。

面接で聞かれる可能性の高い質問として、「なぜ弊社を志望するのか」と言うものがありますよね。
ANAの面接では「なぜANAなのか」と聞かれ、JALの面接では「なぜJALなのか」と聞かれるわけですが、実際、自社養成でエアラインパイロットになろうと思っている人のほとんどはANAもJALもどちらも受験しますよね。おそらく管理人さんもそうだと思います。
おまけに、「他社もエントリーしましたか」と言う質問まであることも多いわけですから、面接官は志望者が自社にこだわって志望しているわけではないことも知っているに違いありません。
そういうわけで、この質問はかなり答えづらいように感じるのですが、管理人さんはどうお答えになりましたか。
半ば嘘を含めて両社に「御社が一番だ!」とアピールするのがいいのか、馬鹿正直にJALでもANAでもエアラインパイロットになれればいいと答えるのがいいのか、どう思われますか。
よろしくお願いします。
By たろうさん
回答
たろうさん、ご質問ありがとうございます。
就活生によくあるジレンマですね、確かに、パイロットになれればそれでよく、ANAかJALなのかは二の次であるということは多くの就活生においてそうだろうし、面接官もよく分かっていると思います。
マナーとして「御社は第二希望です」と言ってしまうのはいけないと思いますが、「自分にとってパイロットになることが一番大事で、どの会社かはその次になりますが…」ならいいと思います。僕も就職活動をしていた頃はそんなことを言っていたと思います。
その上で、やはり今受けている会社が一番だと言ってしまうのが賢い回答だと思います。
働いてみないとなかなか分からないのかもしれませんが、ANAとJALの雰囲気は結構違います。
あくまで僕の持っているイメージでは、やはりJALは行政主導で始まった会社であり、そのような雰囲気を持っていると思うし(親方日の丸だと揶揄されるような意味ではなく、おおらか、和やかな雰囲気があるというイメージを持っています)、ANAはヘリコプターから始めて這い上がってきた会社で、そんな雰囲気を持っていると思います。
多いに僕の主観もあるでしょう。またまだ航空会社で働いたことがない学生が上のようなことを言っても説得力がないかもしれないので、参考程度にして下さい。両社のOB訪問や、工場見学をしてみると少しは見えてくるかもしれません。
どちらがいいというものではなく、自分がそこで働く場合、どっちの気質があっているかは自分の性格次第だと思います。
また社風などは会社のホームページでも言っているし、実際に両社の飛行機に乗ってみて、そのサービスで比較してもいいかもしれません。持っている機材でもいいかもしれません。
別に嘘をつく必要はありません。自社養成試験を受ける以上は、ホームページなどは隅々まで読んでおくべきだと思うし、パイロットである必要はないですが、つてがあるのであれば、OB訪問もした方がいいと思います。OB訪問をした方が採用に有利であるという意味ではなく(むしろ関係ないと思います)、その会社をよく知ることができるのは大きな収穫だと思います。
その中で自分に合っているなと思うところがいくつか見つかるだろうし、そんなところが御社の好きなところですと言えるでしょう。
どうでもいいような些細なことを持ち出して、「だから絶対御社なんです!」っていうのは嘘くさく見えるので注意してください。あくまでも、本音ベースで話していいと思います。
もちろん、いずれかの会社に強い思い入れがあって、その会社に行きたいと思うのであれば、それを話せばいいと思います。
回答は以上。難しいとは思いますが、頑張って下さい。