飲みの場、英語の資格、志望理由、飛行適性検査について質問です。

先日はご回答ありがとうございました。またいくつか質問があります。
一つ目、僕は祖父と父がアルコール中毒に近い状態にあり、その反面教師としてお酒はあまり飲みたくありません。以前のblogで一般企業のような飲み会はないと見たのですが、例えば個人的な付き合いで教官や同僚との飲み会はコミュニケーションをとる上で必要になってきますか?
二つ目、TOEICや英検などは自社養成の選抜に影響しますよね?
三つ目、面接で聞かれる志望動機ですが、僕はやはり給料が良い点がパイロットの魅力だと考えています。その上で、今でも続けているスポーツで学んだコンディショニングや勉強してきた英語や物理や数学を生かすことや新しい土地にも積極的に行きたいと考えています。パイロットになりたい理由がお金というのはマイナス評価になりますか?また、頑張ってきたことですが、一応スポーツをやっているのですが、個人的にもチームでも目立った成績を収められていません。このような状態でも面接で発言しても良いのでしょうか?
4つめですが、飛行適性検査ですが、シミュレーターを利用できるところで練習するべきでしょうか?操縦中に後ろの試験管が問題を出してそれに答えると言うのがあると思いますが、それについても対策した方が良いのでしょうか?
長々と質問すみません。お忙しい中だと思いますが、どうかご回答のほどよろしくお願いします。
By 高橋さん
回答
高橋さん、いつもご質問ありがとうございます。
早速、順番に回答していきます。
一つ目の飲みの席でのコミュニケーションについて。
飲みの席はあります。訓練中の節目などもあるし、先輩と飲む機会があり、断ることは難しいこともあります。
しかし、飲めないならば(飲みたくないならば)それで構わないと思います。烏龍茶でいい。どこの世界にも飲めない人に対してお酒を強要してくる人はいるものですが、そんなのに付き合う必要はありません。現に僕も同期とちょくちょく飲み会をしていますが、体質上一滴もお酒が飲めない人がいます。訓練中は嫌な思いをしたことがあるかもしれませんが、今はそれで事実上の不利益を受ける時代ではありません。安心してください。
二つ目、TOEICや英検について。
あくまで僕の感覚ですが、これは必要最低限求められているもので、この得点が高いからといって、他のこれらの基準をクリアしている受験者よりも大きく有利になるとは僕には思えません。
極端な話、帰国子女で他の適性が低い人と、英語の基準がギリギリでも他の適性の高い人。選ばれるのは後者だと思います。
三つ目。志望動機は給料が高いことと言っていいか。
うーん、これは微妙ですね。そう言っちゃダメだとは思いませんが、どう捉えらるか、ある程度のリスクはあると考えた方がいいと思います。受け取り方は人それぞれですからね。
給料がいい仕事は他にもたくさんあるし、英語や数学、物理を活かせる仕事も、むしろパイロットより他の仕事の方が活かせるんじゃないか?って思います。
訓練で折れそうになった時に、自分を支えてくれるものがお金では、「こんなにきついんじゃ他のそこそこ給料のいい仕事でいいや」って思うかもしれません。もう次でフェイルするかもしれないって時に、「絶対にしがみついてやる」っていう強固な思いが必要になるのだと思います。
頑張ってきたスポーツで結果を残せていないことについては、全然面接で言っていいと思います。結果が残せていない理由なんかも自分なりに持っているといいですね。さらには、じゃあ君はそう考えた上でどうしたの?って話になるかもしれません。
本当に一生懸命やったことは、聞いていてやはり真実味があるし、熱を感じるものだと思います。
四つ目。飛行適性検査の対策をした方がいいかについて。
まずはこの辺を読んでください。遥か昔に書いた記事ですが。
航空適性検査について

あとは微妙なとこなのですが、そんなにガチガチに対策していってもしょうがないと思います。プログレスが出なくなってもよくないし、それが悪いことだとは思わないですが、試験官が見てて、「あ、こいつ練習してきたな」ってわかるかもしれません。
以上、聞きづらいこともよく聞いてくれたと思います。
なんども質問してくれて構いません。頑張ってください。