航空大学校に行き就活に失敗することはありますか?他

2022-05-08

いつも拝見させていただいています。初めて投稿します。
現在高校2年で理系です。現状、志望校が難易度でこのあたり、としか決めておらず決めきれていません。
そこで質問が2つあります。

1 大学在学中にやっておくと良いことはありますか。
2 航空大学校に行き就活に失敗することというのはあるのでしょうか。

By TNさん

回答

TNさん、ご質問ありがとうございます。
高校2年生、これから部活や受験に向けて忙しい時期ですね。僕も高2のときには志望校なんて決めていませんでした。

さて、回答に行きましょう。

①大学在学中にやっておくといいことについて。
後の質問から航空大を志望しているのかなと思いますが、『これを勉強しといた方がいい』ということはあまりありません。
理系ならば尚更です。文系ならば基礎的な数学や物理の勉強は必要でしょう。あとどちらも英語か。

それよりも、『自分が一生懸命勉強したいと思える分野を見つけてそこを専門にする』『自分の興味のあることを本気でやる』ということが重要だと思います。

理由は後に続きますが、競争が過酷になったときや、自社養成を狙う上でそれが効いてくるからです。

航空大を狙うのであればもっと単純で、航空大の過去問が9割取れる学力があって、航空身体検査に適合できるレベルの健康体を維持することが重要です。言うほど簡単なことではありませんが。

②航空大学校に行き就活に失敗することというのはあるのでしょうか。
②航空大学校に行き就活に失敗することというのはあるのでしょうか。
これは、あります。過去にもあったし、今のコロナ禍でもそうですが、不景気により採用が絞られているような時期に卒業が当たってしまうとエアラインに就職できないということが起こりえます。

過去の例で目立つのが、オイルショックの時とJALが破綻した時です。
このときにも航空大を卒業してもエアラインに行けない、ということがありました。
そんな中でもエアラインの他の職種に一旦は就職して、景気が戻ってきたときにまたパイロットとして採用された人がたくさんいます。

航空業界は水物と言われていて、こういうことは今後も起こり得ると思います。
だから航空大学へ行くにしろ、私大の操縦課に行くにせよ、頭の片隅にでもそのことを置いておいた方がいいと思います。

自社養成だって、自分が大学卒業の年に不景気に当たると採用がない、ということがあり得ます。JALが採用を凍結していた時期もありました。

そのリスクをどう捉えるか、というのもそうですが、そういう事態になってもある程度対応できるようにしておければベターなのかなと思います。

航空大や私大であればやはり一生懸命勉強や訓練に取り組んで、なるべくいい成績で卒業する。
一般大学であればより就職活動で採用されやすいような人材になることがリスクを減らしてくれると思います。
これは質問①に遡りますが、大学時代をどう過ごしたかが、人の人格形成において結構重要なんじゃないかなーと思います。

以上、またなんでも相談してください。

追記:一度記事を公開しましたが、読み返してあまりにネガティブな内容だったので書き直しました。
不快な思いをされた方がおりましたら本当に申し訳ございません。