コミュニケーション能力を磨くには?

将来、全日空自社養成パイロットを目指している中学生です。
採用試験の中にグループワークというものがあります。ぼくは、人と何かをするというのが苦手で、個人で何かをするというのが好きです。だから僕には協調性が欠けているようにおもいます。しかしパイロットには協調性が必要だし、リーダーシップも必要と思います。協調性やリーダーシップを身につけるにはどうすればいいでしょうか?
文章下手で申し訳ございません。
どうぞよろしくお願いします。
by えいえいさん
回答
えいえいさん、ご質問ありがとうございます。文章下手なんてことはありません。中学生がすでにグループワークのことを考えているなんて嬉しくてしょうがありません。
僕が中学生の頃はグループワークなんて言葉すら知りませんでした。
今もまだやっているのか僕も知らないのですが、確かに僕が受験した頃はグループワークというものがありました。どんな試験だったのかは伏せておきます。
君は自分が協調性に欠けているように思っているということで、僕には君の協調性を確認する術がないので、本当にそうだという前提でお話しましょう。
…っていうか協調性ってなんなんだろう?僕は実は今までそんなこと考えたことがなかったんだけど、たぶんえいえいさんが言いたいのは、『他人とうまく同調して、または他人をひっぱっていくことが苦手』だということなんだと思います。
僕が思うに、そんなに難しく考えなくていいんじゃないんだろうか?
僕だって協調性に自信があるわけじゃないし、リーダーシップなんてさらにない。
でも実は僕は人付き合いには自信がある。自慢するつもりは毛頭ないけど、友達もたくさんいる。だから、協調性とかリーダーシップなんて言葉は忘れて、これから僕の言うことを実践してみてほしい。
まず常に心がけていてほしいことが、『相手を尊敬する』ということだ。
普段友達と話していても、『あぁ、こいつすごいなぁ。。』なんて思うことはあるんじゃないかな?君くらい若い頃だと、相手の優れているところを簡単には認めたくないだろうけど、素直に相手をすごいなぁと思ってみてほしい。そして『すごいね』と、言ってあげてほしい。
また、人の言うことは反論があっても、まずは全て聞くこと。別に友達じゃなくても、親や兄弟でもいい。100%自分と違う考えをしていたとしても、相手の話の途中で遮ったりしてしまってはいけない。
僕が思うに、人のコミュニケーションはそこからだ。人とうまくやるためにはなんかよくわからん人徳みたいなのが必要で…とかそんなことはまるでない。まずは、黙って聞く。
そして相手が言いたいことをちゃんと理解した上で、自分の言いたいことを言えばいい。別に同意できないなら同意しなくていい。でもこの相手の話を聞くというステップを踏まなくてはならない。
そしてもう一つ、超重要なこと。絶対に実践してほしい。『必ず自分から話しかけること』
『おはよう』とかの挨拶でも、初対面の人と会う時も、もちろんグループワークに臨んで机を囲んで座ってその開始を待っている時でもだ(相手を威圧するわけではないよ。『この会場暑いですねぇ』とかで充分だ)。
君も知っての通り、人は自分から話しかけるより、相手に話しかけてほしい。
コミュニケーション能力を磨きたいのであれば、その手順は自分で踏むべきだ。
朝学校に登校して友達や先生に会ったら、必ず自分から挨拶する。クラスが変わったら、隣の席のやつには必ず自分から声をかける。これを100%やるだけで君はきっとコミュニケーションの達人になれると思う。
えいえいさんの質問への回答は以上、でも次にコミュニケーションが苦手な人で、もうそんな時間がないという人のためにテクニックも教えておこう。パイロットに限った話ではないよ。
さっきも言ったように、グループワークにおいては、机を囲んで受験生が座ることになるが、待ってる間他の受験生が来たら、必ず最初に自分から話しかけること。
相手も緊張しているだろうし、話しかけられて嫌なやつはいない。(無視されたってたいして困るわけでもない)
これでグループワークが始まる前にある程度仲良くなっておけば、試験は自分にとってずっとやりやすくなるだろう。別に全員と話しておかなくても、隣の一人と仲良くなっておくだけでも全然違う。相手が理工系の学生であることを先に知っておけたら、『◯◯さんは理工系だったよね。詳しくはないんですか?』なんてフリもしてあげられる。
すると間違いなく◯◯さんは君に向かって話す。するとグループの全員を君たちの話に引き込むことができる。
こうやって試験が始まる前に友達を作っておけたなら、サッカーに例えると得点差1ー0くらいから試合を始めるようなもんだ。やらない手はない。
次にもっと簡単なテクニックを紹介しよう。
グループワーク中、誰かが話していたら、頷いてあげることだ。『はい…はい』とか、『うん…うん』とか、声に出してあげるとなお良い。『あー、なるほどねぇ…』『それいいですねぇ』とか、愛(合い)の手を入れてあげる。
これは文字通り愛の手で、ちゃんと聞いてくれてるか不安な発言者も、安心して君の方に向かって話してくれるだろう。自分の意見を何も持ってなかったとしても、彼の話が終わった瞬間に、『なるほどねぇー、すごいなぁー、◯◯さんはどう思うんですか?』なんて聞いてあげたらいい。それを続けるだけで、自分を中心に自分の意見を一つも言わずに議論を進めることができる。(さすがにそれはマズイんだろうけど)
でもこれから試験を受ける人はぜひこの『頷く』という超簡単なテクニックを使ってみてほしい。君だってそうだろ?ちゃんと頷いてくれる人に向かって話しちゃうもんだから。