パイロットは熱い男が多いですか?

昔グッドラックというドラマがありましたが、そのなかで「空の男は熱い男が多い」というようなセリフがありました。
管理人さんからみてパイロットは熱い男が多いと思われますか?
また、それを感じるのはどのような場面ですか?
抽象的な質問ですいません。
By こうさん
回答
こうさん、ご質問ありがとうございます。
グッドラックのその場面、僕も覚えています。同じところに注目していた人がいて嬉しいですね。
じゃあ実際にパイロットになってみて、熱い人が多いのか。正直な感想でいうと、「普通」です。
まあどこのグループ、例えば大学生であればクラスだったり、サークルの同期だったりで、特段「この人熱いなー」っていうのは20人に1人くらいでしょうか?つまり5%。
僕のパイロット同期を見ても、割合としてそんなもんかなと思います。
つまり僕の経験上、パイロットだから特段熱い人が多いとは思えないということになりますね。
なんていうと夢がないですが、実際はどう比較するかの問題だと思います。意味のない比較かもしれませんが、パイロット仲間で見ると5%くらいが傑出して熱いように思えますが、例えば適当に選んだパイロット10人と、他の業種から適当な10人を選んで比べてみて、さあどっちが熱い人が多い?って言われると、まあパイロットの方が熱い人が多いような気はします。
それはそもそも、それなりにみんな自分の意思を持ってこの道を選んできただろうし、辛い努力をしないとパイロットにはなれません。だから結果的に熱い人が残るんだろうなとは思います。
しかし熱いって言っても様々で、例えば電車について語らせたら熱いって人もいれば、サッカーについて熱いって人もいます。普段あいつはクールだなって思っていても、自分の知らないところで熱い一面を持っていることは全然ありうるわけです。だからあんまりそういう比較には意味がないのかなと思います。
むしろ、君が何を熱いと思うかで「この人熱いな」ってのは決まっていくものなのかな?
質問にドンピシャに答えられていませんが、僕が今まで会った人の中でこの人熱いなーって思ったのは、訓練時代の教官でしょうか。
何が熱いのかって最初はわからなかったのですが、初めて会った時から、すでに迫力がありました。
訓練生の前で講談みたいなのをしていただいた時のみんなの緊張感はすごかったですね。決して優雅だとかそういうことではなく、声のトーンや話し方、内容、目つきとか、「この人はこえぇ!」って思いました。
後にその人のフライトへの姿勢や、勤勉さなどを知り、やはりそれなりのものを持っているからこそのあの雰囲気なんだなぁと思いました。彼が、このブログの語り手のモデルになっています。
まあ勝手に僕がパクっているだけですが。でもそれくらい、衝撃的な人でした。
他はなんだろう。パイロットではないですが、仕事や会社の枠を超えて自分から何かイベントや事業をやっている人は熱いなと思いますね。それが自分の好きなことだったり、発展途上国の支援をしたい、みたいな使命感からやっている人はやはり熱量を感じます。
いずれにせよ、自分の熱さを言葉ではなく、行動で示せる人になりたいですね。
どんどんそれて行きましたが、以上。