大学院を中退してパイロットを目指すことについて 質問です。

はじめまして。現在修士1年で、パイロットという夢を抱いた高校の頃から、ブログを拝見させていただいております。
理系の学部を卒業して、今年の4月に大学院に入学しました。
学部4年次には、大手2社、航空大ともに身体検査で不合格。
パイロットの夢を諦めきれず、自社養成試験を再受験するためだけに大学院入試の受験勉強をして修士に進学しました。
そこで、大学院を中退するつもりで今年も大手の自社養成試験を受けたのですが、結果はまたもや身体検査で不合格でした。
(1社は昨年、身体検査で不合格だったので受験資格がありませんでした、、、)
航空大は幸いにも受験資格があるので、今年もエントリーしています。
ちなみにですが、大学3年次に自費で受けた第1種航空身体検査では適合と診断されました。
ここから本題なのですが、理系の学部を卒業し修士に進んだわけですが、高校の頃から数的センスに自負があるという理由で理系を選択しただけで、パイロットがダメだったら理系職に就こうとは思っていませんでした。そして、大学4年次から専門的な研究に入っても、やはり自分には研究が向いていないというか、嫌々研究室に通っていました。こうして現在に至るわけですが、このまま研究室に通いながらというより、中退してフリーターをしながらパイロットを目指す道に進もうか悩んでいます。
現時点の具体的な進路と致しましては、
①航空大受験
②夏季に始まるLCCの自社養成試験を受験
③上記の①,②が不可だった場合、
 自費でライセンスを取得
 or
 2020年卒枠の就活で別の道を志す
という風に考えております。不安なのが、自費でライセンスを取得する場合の経済的な面、2020年卒枠で就活した場合、大学院を中退しているので学部卒の学生よりも2年遅れているので圧倒的に不利なのではないかという点です。両親にも相談したのですが、できる限りのサポートはするから、自分の進みたい道を進んでほしいと言ってくれました。しかしながら、自分一人では決めきれずにいます。
そこで、人生経験が豊富な管理者様にアドバイスをいただきたく質問させていただきました。長文になり申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。
By yoshikiさん
回答
yoshikiさん、ご質問ありがとうございます。長い間読んでくれていてありがとう。
前回は残念な結果になりましたね、しかしそれだけ諦めずにチャレンジし続けられるのは本当にすごいことだと思います。
実は僕も君に近い状況で、理系の大学院から自社養成に入りました。
航空宇宙工学を専攻していましたが、じゃあ航空機の設計などに携わりたいのかと聞かれればそうではなく、宇宙や飛行機への興味で航空宇宙工学科に入りましたが、実際に研究をしてみるとプログラミングや、制御理論のとても専門的なところばかりで、昔抱いていた「ざっくりと宇宙について研究したい」という思いとははるか遠いもので、これを仕事にするのは辛いなーと感じていました。
それで大学院卒時の就職活動はいろんな職種を見てみました。
メーカーの理系枠も受けたし、銀行や商社や不動産、出版社やマスコミなんかも受けました。いろんな業界のOB訪問もしました。
もちろん自社養成が本命でしたが、僕には絶対に受かるという自信もなかったし、パイロットになれなくても自分が面白いと思える仕事が見つかれば、それでいいと思っていました。
その中でいくつかは受かって、多くは落ちましたが、当時は新卒採用の選考が早くて、修士1年の3月には内定が出ているという状況で、自社養成はまだ始まっていなくて、とりあえずは自分が行く会社を一つ決めなければなりませんでしたが、そこでバンダイという会社がめちゃくちゃ面白そうで、幸運にも内定をもらえて、パイロットがダメだったらこの会社へ行こうと考えていました。というより、自社養成なんて受かるとは思っていなかったので、バンダイに行くつもりでした。
こちらは研究職とはではなく、いわゆる商品企画とかの仕事でした。かなり自由に企画をさせてくれて、車内の雰囲気もめちゃくちゃよくて、すごくいい会社だと思います。
この仕事であれば多分楽しく働いていけるだろうなと思っていたし、その中でのキャリアのイメージも持っていました。
そんな中で秋頃に自社養成の内定が出て、こちらへくることになりました。
ここまで僕の経験を踏まえて、君へのアドバイスですが、①→②→③では就活を他業界でも本気で行って、納得できる仕事を見つけて、それでもやはりパイロットへの夢を諦められないならお金を貯めるか、今はパイロットを目指すためのローンもあります。それらを使って自費でのライセンス取得に向かうのがいいんじゃないかなと思います。
でも人によってリスクの許容度なんかも違うので、自分が納得できる選択をしてください。
また、他の記事で質問されている方がいますが、二年程度の遅れはなんでもありません。
最後に、これは7月に質問されたものですが、回答が遅くなってしまい申し訳ありません。
状況は変わっているかもしれませんが、君ならばしっかりと自分で考えて選択をしていると思います。
応援しています。また何度でも相談してください。