不同視でもパイロットになれますか?

パイロットを目指している高校生です。
私は大学生になったら航空大学校を受験しようと考えていますが、視力が悪いです。
不同視で、左の屈折率はほぼ0Dなのですが右が4.0Dで遠視です。(乱視などは無いようです)
幸いにも小学生の頃に学校の定期検診で目の不良がわかり母親から病院につれていってもらい遮眼法で一年ほど過ごし右目を裸眼0.4から0.8まであがり矯正視力で1.0まで上げることが出来ました。
そこで質問なのですがこんな強い不同視でも(もちろん深視力検査が基準値以内であるうえで)日本でエアラインパイロットになれる可能性はあるのでしょうか?
By あいうさん
回答
あいうさん、ご質問ありがとうございます。
寒いですね、今年は暖冬と言われていますが、ここ数日は列島に寒気が入り込んでいて、やっと冬らしい寒さになりました。
暖冬は雪が少なくパイロットにとってはいいようにも思えますが、今年は霧が出やすくなったいるようです。
霧は雲と同じく水滴が地表付近に浮かんでいるものですが、気温と露点温度が近くなると発生しやすくなります。
湿度の比較的高い空気が夜間冷えた地表に冷やされて、朝に霧が発生したりします。
霧で滑走路が見えないと飛行機は着陸できないので、飛行機の運航にとっては大変です。
さて、本題ですが、不同視でもエアラインパイロットになれるかの質問ですね。
申し訳ないですが、僕は航空身体検査に適合するかについては分かりません。身体検査マニュアルを参照しながら、どうかなーという話になります。個別のことに対しては、自身で航空身体検査医に相談する他ないと思います。
まずは航空身体検査マニュアルを見てみましょう。
https://www.aeromedical.or.jp/manual/manual_10.htm
ここに両眼視機能について記述があり、不同視は不適合とされています。
また検査方法のところに、
『左右眼の屈折度に2ジオプトリー以上の差異があるものを、不同視とすること。』
と記載されています。
さらに評価上の注意において、

不同視を呈するものについて、深視力が正常である場合は、適合とする。深視力検査の正常範囲は、次のとおりとする。
二杆法の場合は、5回平均値が30mm以内のもの
三杆法の場合は、5回平均値が20mm以内のもの

とされています。
これをクリアーできるのであれば航空身体検査としては適合になるということだと思います。
その上でですが、この国の定める航空身体検査基準に対して、その後パイロットとして働き続けられることを見越して、航空会社や航空大の入社や入学時はより厳しい基準で採用しています。
その基準としてどうなっているのかは、その会社の産業医に聞かないと分からないと思います。
そういった質問をオープンに受け付けているのであれば、自身でしっかりと検査をした上で、航空大に問い合わせてみるのも手かもしれません。
しかし受験者数が多い中、そういう対応を取れるのかは分かりません。
僕に言えるのはその辺までです。
力になれず申し訳ないですが、参考にしてみて下さい。
*専門家からの非常に参考になるコメントを頂いたので、コメント欄まで読んでみて下さい。