自衛隊パイロットの割愛制度について質問です。
こんにちは、いつもこのブログを拝見させてもらっていて非常に助かっています。本日は質問がありました、ご多忙かとは思いますがよろしくお願いします。
私は現在海外での事業用、双発計器の訓練を終えてまさに今JCABの切り替えを行うところです。しかし先日から報道されてる自衛隊からの編入制度が昨日のニュースで具体的に説明されていてこのままJCABの切り替えを行って良いものかと躊躇しいています。
そのニュースとはJCABが各航空会社からパイロット不足状況を聴き取りして、その数を防衛省が調整するというものでした。実際にこうなってしまうと日本の航空大学、自衛隊からの転職でもう自費で切り替えてもどうにもならなさそうな気がしてきたのですが。実際これからも海外での初期訓練、その後JCABに自費で切り替えるという道はなくなるのでしょうか?
By 森山さん
回答
森山さん、ご質問ありがとうございます。
こんな話があったのですね、僕も質問を見てからググってみましたが、自衛隊のパイロットに民間への転職を促す制度のことですよね?
参照:http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140118/biz14011810010001-n2.htm
これは防衛省内での話であって、民間航空会社にこの自衛隊パイロットを雇うことを強制するものではないと思います。
さらに防衛省は高所得の高齢?パイロットの民間への転職を期待しているようですが、民間航空会社としては再訓練を行う費用などを考えると若い人が欲しいだろうし、パイロット不足分をここから積極的に埋めたいと思うのか非常に疑問です。もちろん優秀な人であればほしいでしょう。
しかし普通の感覚であればもっと広くのソースから(もちろん自衛隊もソースの一つです)、自分の会社に合った人物を採用したいのと思うでしょう。
また僕の私見ではこういった政府が民間の事業に介入することに反対です。
政府に恩やこびを売るためにほしくもない人材を受け入れる会社も出てくると思います。
そうやって悪い循環ができて健全な競争が阻害されていくと、結局日本国民のためにならない。
僕の考えもよくまとまっていないですが、これによって自費取得組が民間会社に就職できなくなるということはまずないと思います。
しかしこの制度によって今後どうなっていくのか、注意してみておく必要があると思います。