自動操縦を使わずに手動で6時間以上、フライトは出来ますか?
管理人様
はじめまして、いつも楽しく拝見させて頂いています
初めて質問させて頂きます、
現実的な質問ではないかもしれませんが
旅客機は自動操縦で飛行しているようですが
自動操縦(オートパイロット)を使わずに6時間以上フライトをこなすことは可能なのでしょうか?
現実的にはオートパイロットがフライト中に故障した場合は、近くの空港に緊急着陸するだろうと思います
なぜ、こんな質問をしたかと言えば
管理者様はエリア88と言う漫画はご存知でしょうか?
主に戦闘機乗り達のストーリーがメインですが
民間機の話も少しですが出てきます、その中でこんな話があります
神崎というキャラクターが副機長から機長に昇格前で同乗する機長が「自動操縦なしで東京まで飛ばせたら誰がなんと言おうとお前を(神崎を)機長に推薦してやる」
という話です
最後まで操縦を出来たかはわかりません、その後を描かれてないので
管理者様よろしくお願いします
因みに原作とはストーリーが異なりますYouTubeでエリア88を見ることが出来ます
YouTube内で Area 88 – Episode 6で検索すると作中の話を見ることが出来ます
By TIGER SHARK さん
回答
TIGER SHARK さん、ご質問ありがとうございます。
面白そうな漫画ですね、時間のある時に見てみたいと思います。
さて、自動操縦なして6時間以上フライトできるか、という質問ですが、できます。
そもそも訓練に使うような小型機では自動操縦がついていないものもあるし、訓練の中でナビゲーションという科目がありますが、その中でもロングナブというものがあります。だいたい4−5時間のフライトだったと思いますが、もちろん手動で操縦します。
手動で操縦すること自体は特に大変なことではありません。
飛行機にはトリムというものがついていますが、トリムをとってしまえば高度はそんなにずれないし、針路も守ることは簡単です。
ただ、操縦というタスクが増えるわけだから、忙しい時にはきついと思います。例えばこの夏の時期なんかは積乱雲が出てきますが、それを避けながらとなると難しくなるでしょう。さらに目的地の天候が悪かったりすると、燃料はいつまでもつかな…などと考えることがたくさん出てきます。
エアラインの運航でもオートパイロットが飛行中に壊れても緊急事態にはなりません。
出発空港に引き返すのか、目的地まで飛行を継続するのか、機長の判断になるでしょうが、上のように天候なんかを考えて決めることになるでしょう。
ただ、オートパイロットがないと飛べない空域(RVSM空域)があったりするので、そこを飛べなくなると高度を下げざるを得ないから、燃料が余計に食って…とか、アプローチの方式でオートパイロットが必要なものもあるので、いろいろと影響は出てきます。
そんなとこでしょうか。意外だったかな?
またなんでも質問して下さい。