実際に航空身体検査は厳しいのかどうか質問です。

いつもブログを楽しく読まさせて頂いています。
航空身体検査についての質問は良く出ると思いますが、私からも2つあります。良ければお願い致します。
まず1つ目なのですが、航空身体検査の際に、虫歯があると落ちる事は考えられますか?
また2つ目なのですが、航空身体検査はかなりの人が落ちると聞きますが、実際に厳しいものなのでしょうか。
というのも私は指定病院での航空身体検査を難なくクリアした事もあり、自社養成にせよ航空大にせよ、航空身体検査の[段階]で落ちる人が多いだけで、
純粋に航空身体検査の基準を満たさないで落ちる人というのはそんなにいないのではないか、という持論を持っています。
実際のところどうなのでしょうか?
よろしくお願い致します。
By カニカーニさん
回答
カニカーニさん、ご質問ありがとうございます。
虫歯があると落ちるか?どうなんだろう。そんなんで落ちるとは思えないですが、航空身体検査マニュアルにはこんな風に書いていました。
http://www.aeromedical.or.jp/manual/manual_13.htm
略してしまうと、未治療で、フライトして痛みが出てくるようならダメって読めますね。
治しておいた方が無難ですね。
二つ目の質問ですが、どうなんでしょうね。
僕の感覚の話になりますが、やっぱりそれなりに基準外で落ちてるんじゃないかと思います。
知っての通り、自社養成や航空大の身体検査基準は自分で受ける指定病院での航空身体検査の基準よりも厳しく設定されています。むしろ、自分で受ける航空身体検査は満たしてはなくてはならない最低基準です。そこから、具体的にどこがどうってのは分かりませんが、たぶん項目によって、また会社によって、ここの部分はみんな歳と共に悪くなってくるからこんだけバッファをとって厳しめにしておこうって基準を決めているのだと思います。だから、国の基準の航空身体検査基準はそれほど厳しいものではないですが、また自社養成試験の基準も全部が厳しいわけではないですが、項目によっては非常に厳しいとなっていることがあり得ると思います。
僕も航空大は身体検査で落ちたし、身体検査が条件付き合格になる人はそんなに少なくないし、まあ嫌な話ですが、僕も30歳を過ぎた辺りからちょこちょこ結果にコメントがついてくるようになりました。血圧とか、コレステロールとか。それなりに健康に気をつけて、運動や食生活に気を遣っている人でもひっかかってくるくらいだから、全く無頓着な人は通らなくても僕にとっては不思議ではありません。
でも君の言うように、航空身体検査の『段階』で落ちてるだけで、実際は他の項目も合わせて総合点として落とされているんじゃないかって話は昔からありました。でも、実際のところはわかりません。そういうこともあるのかもしれません。
回答は以上ですが、パイロットになった後にも身体検査でひっかかる人は結構います。僕自身に言えることですが、やはり健康には妥協してはダメですね。