操縦席の座り心地、酸素マスクについて質問です。

最近飛行機やパイロットに興味を持つようになりました。
ハッピーフライトという邦画を見て疑問に思ったことがあるので質問させていただきます。
この映画でB747のコックピットが何度も出てくるのですが、パイロットが座る椅子の表面がふわふわした生地になっていることに気づきました。機種によっても違うとは思いますが、実際に座ってみての座り心地はどうなのでしょうか?
それともうひとつ、キャプテンが運航中にコックピットを離れる際にコーパイが酸素マスク?のようなものを顔に付けているシーンがあります。あれは必ず付けなければならないのですか?そして普段は狭いコックピットのどこにしまっているのですか?
By うめさん
回答
うめさん、ご質問ありがとうございます。
いいところに気がつきましたね、酸素マスクについては実は決まりがあります。ともあれ、まずは一つ目の質問から。
まず、僕が乗務しているB737のシートもふわふわした生地になっています。
なんで革張りの高級感のあるシートじゃないのかわかりませんね、飲み物をこぼしても革ならばすっと拭き取れるのに、、とも思います。
座り心地は、、悪くはないけど、特にいいとも思いません。
でもたぶん、長距離を飛ぶ場合には何時間も座らないといけないわけだから、その辺を考慮して設計されているのではないでしょうか。そうあってほしいです。
次にコックピットから一人の操縦士が離席する時には、一定の高度以上では必ず残るパイロットは酸素マスクをつけるように決められています。
これは機内の与圧がなんらかの理由で抜けてしまった場合に備えたものです。
人間は酸素の薄い環境では活動をすることができません。
低酸素症といいますが、具体的には意識を失ってしまったり、判断力の低下や視覚障害を起こしたりします。
これは自分で分かる自覚症状と、自分ではわからない他覚症状があり、またその程度にも個人差があります。
コックピットに二人いた場合には相手の様子がおかしいということで与圧が抜けていることに気づいてマスクをつけることができますが、一人だとそれに気づかずそのまま意識を失い、最悪のケースになることも考えられます。
だから、操縦席から一人のパイロットが離席する場合には酸素マスクをつけることになっています。(だと思います。)
また飛行機の要件として、「酸素マスクを片手で何秒以内に装着できること」みたいなことが決められていて、すぐに取り出せる位置に取り付けられています。
例えば高度40000ftで急減圧が起きたときには、人間は30秒程度で意識を失ってしまうと言われています。
だからすぐにつけられるということが重要となります。
しまってある場所は航空会社や機種によって違いますが、狭い場所に窮屈にしまわれてあって、一度出してしまうとまたしまうのが大変です。一般的には両サイドの窓の下や頭上にしまわれていると思います。
以上です。僕もまたハッピーフライトを見たくなりました。いろんなことに疑問に思うことは大切なことです、また質問して下さい。