管理人はなぜ航空業界に?

こんばんは。愛読しております。
この度インターンの面接の準備をしているのですが なぜ航空業界、しかも、パイロットなのかということについて言及しているんですが、考えたこともなく。。
ただ今まで憧れる仕事は医者でもなく弁護士とかでもなくパイロットだったのです。身内にパイロットがいるのも理由のひとつですが、ふと愛読しているこのブログの筆者になぜパイロットを選んだのかお聞きしたくご質問させていただきました。
By nodaさん
回答
nodaさん、ご質問ありがとうございます。
志望動機、深く考えれば考えるほど難しくなりますね。
今の君のように、そんなのよくわからん。で普通です。
無理にこじつけてそれっぽい話を作ろうとせず、よくよく考えて、その上でシンプルな答えを出すのが一番良いと僕は思っています。
で、僕の場合ですが、僕が当時の面接で話したことをここに書くと、
僕は宇宙の勉強がしたくて大学は理学部を受験しました。
しかし志望校は全部落ちて、受かったのは工学部の航空宇宙工学部というところだけでした。まあここでも宇宙の勉強ができると思ったからね。
でも理学部の宇宙物理と工学部はそもそも発想が根本から違って、理学部は宇宙の真理を解き明かそうと努力するのに対し、工学部はそんなもんどうでもいいから、とりあえずそれを利用して人の役に立つものを作りましょう、みたいな学部で、結構違うってことに後から気づきました。
で大学で勉強してるうちに当然飛行機についても勉強するし、エアラインの人(その人はパイロットの訓練をやってる人でした)が一時的に授業に来てくれたりして、また先輩にパイロットになる人もいて、自分もパイロットになれるかもみたいに思って、受けにきました。
みたいな感じです。もう10年近く前のことなので正確には覚えていませんが。
どうかな?結構普通だと思います。空に対する熱い思い、みたいなのを情熱的に語ったわけではありません。僕はそういう風に自分を表現するのは得意ではないと、それまでの就活で知っていました。自分はパイロットに向いています、とか、こんなすごいことをしてきました、なんてことは言っていません。でも、自分の人生における選択をベースにして話をしているので、そんなことを言わなくても「ああ、こいつは本当に空を飛びたいんだな」って思うと思います(たぶん)。
勘違いしてほしくないのが、航空宇宙工学科に行ったからパイロットになれたわけではありません。同じ学科の同期の90%が自社養成試験に落ちました。会社の同期で航空宇宙をやっていたのは僕だけです。
思うに、志望動機や自己PRなどなんでもそうですが、
「自分はどんなことを考えていて、それでどんな選択をして、その結果どうなって、、、」みたいに話すのがいいのだと思います。聞こえがいいように作った嘘なんてやっぱ嘘くさく聞こえるし、逆にちょっと冗談で自分の失敗なんかを入れてもいいと思います。
また、上のように話せば、その人の人生が少し見えますよね。
もちろん、他にもパイロットになりたかった理由なんていくらでもあります。
僕の場合はパイロットでないなら航空業界には興味がなかったけど、みんなが思うパイロットの良いイメージを僕も持っていたし、そりゃ初めて飛行機に乗った時は感動したし、グッドラックというドラマも好きでした。でも、何を言って何を言わないか、それは自分のこれまでの人生によって変えるべきだと思います。
君は君なりに考えていたことがあって、君のした選択があると思います。
その辺からもう一度考えてみればいかがかな?
まあ当たり前ですが正解なんてありません。
でも、別にそれがすごいことでなくていいから、君にしか話せないような話ができるといいと思います。
以上、頑張って下さい。