JAL123便事故の見解について質問です。

JAL123便事故について、公式には圧力隔壁の修理ミスということで一応カタがついておりますが、ネット上には様々な陰謀論(某大国のミサイルが云々)等に関する記載が多く見られます。そういった記載を見ると、公式見解には多くの”無理”が見られ、何が真実なんだろうと考えてしまいます。とはいえ、圧力隔壁の修理ミスが真実ではないのだとしたらそれはとんでもないことです。
このブログの趣旨とは少しずれてしまうかもしれませんが、管理人さんの本事故及び上記陰謀論等に関する見解を聞かせていただけないでしょうか。
By 蕪太郎さん
回答
蕪太郎さん、ご質問ありがとうございます。
うーん、非常に面白い質問ですが、難しいですねー。特に僕は陰謀論について深く考えたことはありませんでしたし、他にどんな論議があるのかよく知らないのですが、まあよくあるオカルトに近いものなのかなと思っていました。
でもせっかくの機会なのでちょっと深く考えてみましょう。
まず僕が大前提として思うことは、旅客機をミサイルや戦闘機が墜としてしまうということは、倫理的、政治的には起こりえないことだと思います。
旅客機を撃ち落としてしまうというのは、邪悪な大人が無防備な赤ちゃんを殺してしまうようなものです。戦闘機やミサイルに狙われたならば旅客機は逃げることすらできません。もちろん反撃する武器なんて持ってないし、相手の攻撃を防ぐものもありません。突きつけられたピストルに対して、手を挙げることすらできません。
だから特に自国の領土の外を飛ぶ旅客機は、条約なり、倫理観によって守られるしかありません。
暴力に対して、非常に弱い存在ということになります。
政治的、倫理的な話として、旅客機を撃ち落とすという判断が、そのデメリットに対してメリットが上回るとは感覚的にどうも僕には思えません。どこかの大統領がその決断をするとして、それを軍上層部の限られた人間に伝え、作戦やプランを立てる人がいて、秘密裏にそのパイロットと補佐役(ウイングマン?いればですが)に伝え、さらに何人かの人がその作戦を知ることになるのでしょうが、旅客機を落とすというのはたぶん世界では最も卑怯なことの一つです。まともな神経を持った人がそれに従うとは思えません。しかもその作戦が他国にばれたらただじゃすまないですよね。
そもそも旅客機を破壊してそんなに得をすることがあるか?とも僕は思います。攻撃そのものが目的であるテロならまだしも、大国が合理的な判断で、旅客機攻撃を考えるとはどうしても思えません。
また、陰謀論そのものに対しての僕の率直な感想なのですが、想像を巡らせればなんとでも言えます。フィクションの読み物としてはいいですが、証拠なり根拠があって始めて、123便事故に対する見解として認められるべきでしょう。すでに事故調査委員会がちゃんとした捜査を行って、その報告書を出しているんだから、「こっちが真実だ!」って言いたいのなら、誰が見ても絶対にそうだってわかるような決定的なものが必要なんじゃないかなと思います。
以上、今考えてみたことですが、僕はそんな風に思ってます。
いやいやこうじゃないのか?こんな事実があるんだぞ?ってのもあると思います。そんなのがあればまた教えて下さい。