25歳からのチャレンジについて相談です。

はじめまして。相談できる人が周囲にいないため書き込みさせていただきます。
25歳女ですが、今からパイロットを目指すのは無謀でしょうか。航空関係の別の仕事についていたのですが、そうではなく自分がやりたいのはパイロットの仕事だと最近思うようになりました。
By ありささん
回答
ありささん、ご質問ありがとうございます。
航空会社の他の職種からのパイロット。海外の会社ではそういう制度がある会社があるようですが、日本ではあまり馴染みがないですよね。
日本ではそういった場合にはアメリカなどでライセンスを取得して、日本で書き換えて航空会社にパイロット候補生として再就職ということになりますが、25歳の女性だからそれが無謀だとは思いません。とまあ一般論で言ってもあまり参考にならないのでもう少し細かく考えてみましょう。
まず押さえておいてほしいことですが、22歳の男性であったとしても日本に帰ってきてパイロットとして再就職できないリスクがあるし、パイロット候補生として航空会社に再就職できても、副操縦士としてチェックアウトできないケースもあります。パイロットのライセンスを取るには一千万円を超える費用がかかってしまいますが、それに対してリスクを許容できるかが最初に考慮するべきことだと思います。
次に年齢だと思いますが、ライセンスを取得して帰ってくるころには今すぐライセンス留学に渡ったとして27歳前後でしょうか?そのままスムーズに再就職できたなら、そこから2年弱で副操縦士になれるとして30歳前後。これは特に遅い年齢ではありません。
ただ、比較して27歳の君に対して大学卒のライセンサーは22歳前後の人たちがライバルとなりますが、ここで充分戦えるかどうかは君次第だと思います。
5歳差という年齢はまあそれなりのものだと思います。しかし若い方が絶対いいかというとそうでもない。操縦技術なんかはやっぱり若い人の方が吸収が早いですが、君がそれに比べて5年分の人格形成なり、航空会社の業務で培ったものがあり、採用する航空会社にとってこの人はぜひうちに来てほしいなと思われるかどうかだと思います。
その自信があるならチャレンジすべきだし、ないならばもう少し慎重に考えた方がいいと思います。もちろん、自分だけの評価ではなく周りの人の意見も、やはり聞いた方がいいと思います。ただ海外でライセンスをとってくればあとは自動でパイロットになれるというものではありません。そこが最低条件で、自分を売り込んで、勝負しなければなりません。
女性だから、という面でも最近は女性パイロットが増えていますが、男性に負けないように、とかそういう話ではなく、必要な操縦技術と知識があって、その上で女性ならではの視点や価値観を持っていて、この人は安全に飛行機を飛ばしてくれて、会社にも貢献してくれそうと思ってもらえれば性別による有利不利はないのかなと思います。
難しいとは思いますが、たくさん考えて、いい答えを出してください。応援しています。