パイロットと飛蚊症

飛蚊症について・・・
パイロット志望の学生です。
昔から飛蚊症の症状が出ているのですが、やっぱり不適合になってしまうのでしょうか??
回答よろしくお願いします。
By ヘンリー さん

回答

ヘンリーさん、質問ありがとうございます。
飛蚊症について。
結論から言うと、程度によるでしょう。
まずは、航空身体検査の専門医に相談することをお勧めします。
航空身体検査を考える時はいつもここを参照して下さい。
航空身体検査マニュアル
これを参照してもらえば、どこにも飛蚊症という言葉は出てこないことに気がつくと思います。したがって、飛蚊症ならば不適合ということにはならない。
しかしながら、チラホラと出てきているように、『航空業務に支障をきたすほど』の障害があってはならない。
でもそんなこと自分じゃ判断しようがないですよね?だからちゃんと専門的な知識と資格を持った医者に聞いた方がいい。眼科のみであれば、それ程高額にもならないと思います。
ヘンリーさん、君は飛蚊症については僕よりもずっと詳しいかもしれないけれど、きっと知らない人も多いのでここでもう少し説明します。
飛蚊症とは、視界に小さなゴミのような点や、ほこりのようなものが浮かんでいるように見えてしまう眼の疾患です。
原因は、眼の大部分を占める硝子体ににごりが生じてしまい、そこを光が通る時に像が歪んでしまい、網膜に映る映像に上記のような点が映る。
それが小さな蚊のようにも見えるため、飛蚊症と呼ばれるそうです。
また、硝子体に濁りを生じてしまう原因として、眼の疲れなどによる生理的なものと、眼の病気に併発されるものとあります。
生理的飛蚊症であれば、普段意識しないだけで、実はその症状が出ている人もいるそうです。
実際、僕の知り合いのパイロットの中で飛蚊症が原因で航空身体検査に落ちたという話は聞いたことがないですね。
したがって、それは君の飛蚊症がどれくらいの程度であるかに大きく左右されます。
日常生活に支障のない程度であるのか?または日常生活では問題ないけど、航空業務を行う上では不安があるのか。
それをハッキリさせることが重要でしょう。
はっきりしたことが言えずに申し訳なく思いますが、検討してみて下さい。