パイロットはなんで制服を着るのか。
パイロットの制服ってかっこいいよな。この制服が着たくてこの世界に入ってくる人だっているくらいだ。
でも、なんでパイロットは制服を着るのか知ってるだろうか?それにもちゃんと理由がある。
いろんな説があることは事実なんだけど、3つくらい挙げておこう。
1つめは、僕はこの理由が大きいだろうと思っているんだけど、お客さんに安心感を与えるためだ。
君たちは飛行機なんか怖くないだろうけど、世の中には飛行機が怖くてしょうがない人だっている。特にお年寄りには多いよ。
なんで飛行機が飛んでるか知らない上に、落ちたらまず助からないんだから当然といえば当然だよな。
そんな人達にとって、パイロットは絶対だ。彼らを信用して命を託すしかない。
そこでそのパイロットがビリビリに敗れたジーパンなんかはいてたら、命を預ける気なんて吹っ飛ぶよな。
だからパイロットは制服を着る。安全の象徴として。
2つ目の理由は、人間の心理的要素にある。
心理学的に、人は制服を着ている人の言葉に従いやすいそうだ。
パイロットは緊急時など、責任者として乗客に生き残るための指示を出さなければならない。
どんなに頭のいい乗客がいたとしても、専門的な教育を受けて、知識を持っている僕らに従った方が生存性は上がる。
だから、パイロットは制服を着ているというわけだ。
警官が制服を着ているのも、これが理由だそうだ。
3つ目は、意識の統一。軍隊と一緒だ。
こういう各個人の能力に一様性が必要とされる仕事では、制服を着ることによって、心理的に意識の統一感が生まれる。
『この制服を着ている間は、紳士として振舞わなければならない』とかね。
余談なんだけど、副操縦士と機長じゃ腕とか肩にある金線の本数が違う。副操縦士は3本で、機長は4本線になる。
これは階級を明確にするためだ。
この世界って、軍隊の名残りがあると思う。
軍隊って、偉くなる程肩章やら胸章が派手になっていくよな?
まあそういう理由でパイロットはみんな制服を着ているわけだ。