客室乗務員からパイロットへの転職について質問です。
こんにちは。
先日までマレーシアの航空会社の客室乗務員をしておりましたものです。
コロナで客室乗務員を続けられない状況に陥り、そのままマレーシアで転職をし、今は航空会社から離れております。
しかしながら、やはり空が自分の住む場所だなと感じており、パイロットに次はなりたいなと思っております。
それに際し、海外の航空会社で日本人として雇ってもらう事は可能なのか、またやはり海外で自社養成として雇って頂くことは難しいのか。
日本も同様なのか上記のことに関してご教授頂けるとか幸いです。
By りほさん
回答
りほさん、ご質問ありがとうございます。
コロナでは本当に大変でしたね、私も解散したエアアジアジャパンに知り合いがいますが、やはり次の就職先選びに苦労していると聞いています。
海外で働くというのは魅力もたくさんありますが、自分が外国人として働くということはやはりそれなりのリスクがあるんだと思い知らされました。日本でも、コロナにより外国人パイロットがたくさん解雇になりました。
コロナが落ち着くまでの辛抱と願いますが、もう少し、航空業界にとっては我慢の時なんだと思います。
さて回答ですが、順に答えていきます。
まず、海外で日本人パイロットとして働くことは可能です。しかしパイロットとしての経験者採用が多いと思います。
最近アメリカの航空会社が一時解雇したパイロットの呼び戻しを行なったなどのニュースがありましたが、世界的にはまだまだなのかなと思います。
試しにコロナの封じ込めに比較的成功しているエバー航空の採用案内をみてみましたが、パイロットの募集は行ってはいますが、経験者のみの採用になっています。
エバー航空ホームページ
海外での外国人に対する自社養成採用もなくはないですが、タイミング次第なのではないでしょうか。
昔キャセイパシフィック航空が自社養成パイロットを外国人にも門戸を開いていましたが、現状ではパイロットの採用はないようです。
キャセイパシフィック航空ホームページ
僕はあまり海外の採用情報に明るくないので、定期的にいろんな航空会社のウェブサイトをチェックしてみてください。
日本での自社養成パイロットもありますが、多くは新卒または準新卒者対象になっていると思います。
これもたまに大手以外の航空会社が新卒以外の自社養成パイロットの募集を行うことがありますが、これも運とタイミング次第ということになるでしょう。
今の君の状況で最も可能性が高い選択としては、やはり自費でパイロットのライセンス留学を行なって、ライセンスを取得した後に、未経験者かつライセンサー対象とした採用で日本の航空会社に入ることだと思います。
しかしそれには費用がかかる上、確実にパイロットになれるとは言えないので、そのリスクを許容できるかだと思います。
回答は以上です。あまり有益な情報をあげられなかったかと思いますが、またなんでも相談してください。
ディスカッション
コメント一覧
りほさん
今から、パイロットとしてやり直すということなら、一番の問題はあなたの年齢だと思います。自社養成をするには航空会社は多大な負担をすることになり、ですから、健康的にも年齢的にも、育てた後に長く勤めてもらえるということが大切になります。
自社養成は通常期でさえ、日本の場合倍率が100倍以上といわれており狭き門です。
ただ今回、コロナでパイロットも含めて多くの外国での日本人の航空業界のスタッフが解雇されています。でも、日本国内ではパイロットに関しては解雇されたという話はあまり聞きません。それどころか、日本に関してはコロナの中でも新卒採用を例年通りに行っています。それは、今後日本では団塊の世代のパイロットの大量退職が目の前に迫っているからで、数年したら戻るだろうといわれている航空需要を賄うためには、育成に時間のかかるパイロットだけは、解雇をせずに新人も育てる必要があるというのが日本の航空会社の共通認識だからだと思います。
ただ、だれでも良いわけでは無く、将来退職される予定のパイロットの穴を埋めるためなので、それに見合った年齢層を中心に採用するというのが念頭に置かれているはずです。
日本以外の国の、パイロットの需給はわかりませんが、そう言った各国の特殊事情も考えて将来を検討されると良いと思います。
ただ、管理人さんも書かれていますが、日本だと私立大学のパイロットコースに入学するにしろ、海外へのパイロット留学にしろ、自費で2000万円ぐらいは覚悟しておかないといけないですし、免許が取れたからといって採用が決まるわけではないですので、人生設計について熟慮が必要と思います。
>息子をパイロットにしたい眼科医さん
コメントありがとうございます。年齢は今後そもそもパイロットとして採用されるか、というところにも絡んできますね。
留意すべき点だと思います。