自社養成パイロットへの再挑戦
自社養成パイロットの再挑戦
はじめまして。
いつもブログ拝見させていただいています。
私は今、就職活動中の都内国立大学に通う大学3年生です。
2013年度のANA自社養成パイロットを受験し、先日の1次試験で残念な結果に終わってしまいました。
まだパイロットに対する想いも十分に伝えきれていないまま終わるのはとても悔しいです。
ただ、パイロットは夢であり、本当に進みたいと考えている道です。
今、私は来年もう一度再挑戦しようかと悩んでいます。
自社養成が狭き門であることは十分承知しております。
ただ、長い目で見れば、1年遠回りしても、もう一度挑戦する価値があるのではないか。そのように考えています。
次のチャレンジまでには、時を待つだけではなくて、半年ほど休学してバックパッカーをし、自分がパイロットとして繋ぎたい世界を自分の目と足で見て、人間としても成長したいとも考えています。
ブログを見る限り管理者様は自社養成パイロットに2度チャレンジして、見事パイロットになられたのだとお察します。
再チャレンジに対して、管理者様の御意見、アドバイス等を頂けないでしょうか。
現段階では航大と、自費での免許取得は経済的の問題で、選択肢にはありません。
お忙しいとは思いますが、お返事頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。
by masaさん
回答
masaさん、ご質問ありがとうございます。
まずは自社養成受験について、残念でしたね。君の文章からも本当にパイロットになりたいんだなということが伝わってきますし、このブログを読んでくれている人は僕の教え子だと思っていますので、それだけに僕も残念です。
もう一年待って再チャレンジ。自社養成が本当に狭き門であることも承知の上、その決断ができる君は本当に強い意志を持っています。そこまで本気になれる自分に誇りを持って下さい。
まずは僕の意見を述べます。
僕も君と全く同じ意見です。たった一回しかない人生、その人生遠回りするリスクも、パイロットへの門の狭さも承知の上で、それでも俺は挑戦してやる。素晴らしい生き方です。僕も常々そういう人生を送りたいと思っていますし、今もまだチャレンジしています。(何のことかは今は伏せておきます。将来それについて記事にできることを夢みていますが。)
それでも人生の先輩として、辛いとは思いますが、あえてもう一度言わせてもらいます。
一年間本気で勉強して、世界を回って、人間的に一回りも大きくなって再受験しても、それでもまた一次試験で落ちる可能性があるということです。
そうなった時に『ああこんなはずじゃなかったのに!やっぱやめときゃよかったなぁ。』なんて後悔するくらいならば、やめた方がいい。
君ならばそんなことは言われるまでもなくわかっているかもしれませんが、僕が言っておきたいのはそれだけです。
ただ、僕がここで君の文章から感じたことですが、君は強い意志を持っているし、人生を長い目で見る冷静さもあると思います。そして自分が成長するための手段としてバックパックをすると自分で決められる。
そんな君であればこの一年という経験を、パイロットになるにしても、なれないにしても、自分の糧として生きていけると思います。
心から応援します。自分の思うように決めて下さい。