親族の目の病気でパイロットになるのに影響はありますか?

はじめまして。いつも楽しく拝見しております。進路に関してご相談させていただきたいことがあります。

私は航空大学校への進学を考えております。
懸念事項として、数年前から私の父が失明に近い形になっています。
先天的な遺伝子の不具合が原因ですが、近親者に同じ病気の人がいない場合も多いそうです。私に遺伝しているかも調べる手段がないそうです。

私は現時点では、航空身体検査を通過できることは確認済みです。そこでご相談なのですが、このような家族の病気は私の就職に悪影響でしょうか?また、隠し通すことは可能でしょうか。ぜひご意見を頂けますと大変ありがたいです。よろしくお願いいたします。

By 佐藤さん

回答

佐藤さん、ご質問ありがとうございます。
珍しいご相談ですね。僕は医療に関しては全然わからないんだけど、僕の経験上、これが航空身体検査、航空大学受験に影響することはないと思います。

そもそも、航空身体検査というのは君がパイロットとして飛行機を操縦できるかの身体的資格を与えるものなので、例え父親の眼に異常があったとしても、君の眼が基準を満たす限りは何も問題はないということになると思います。

隠す隠さないというのも、そもそも申告しろと言われてないので隠したという事実はないわけだし。。
申告の必要がないことをあえて言う必要もないと思います。精神科なんかは家族のことを聞かれるかもしれませんが、眼科では聞かれたことがないと記憶しています。

心配があるが故に後ろめたさがあるのは理解できますが、人間誰でも(??)叩けば埃が出てくるもので、僕もそんな清廉な人間ではありません。
フライトに支障をきたしているのにそれを隠してしまってはいけませんが、『この辺気になるなぁ。。』というのは案外多くの人が思っています。

また就職した後も家族の病気について尋ねられることはありません。
それって個人情報の問題だし、結構難しいんじゃないかと思います。

だから試験や採用については心配しなくていいと思います。
ただし、毎年目の検査はあるので、その結果には敏感になって、おかしいと思ったらすぐに信頼できる医師にかかるようにしましょう。パイロットどうのこうのよりも、自分の健康のためです。

>息子をパイロットにしたい眼科医さん、コメントありがとうございます。こちらにコメントを掲載しておきます。

目に関することなので、コメントさせていただきますね。

遺伝による眼疾で失明に近い状態ということなら、網膜色素変性症のことかと思いますが、遺伝子診断をしているところはありますよ。

神戸アイセンター病院網膜色素変性外来

また、隠すと言うより、就職時に家族の病気を確認することは無いと思いますし、聞かれもしないことを、わざわざ自分から言うこともないでしょうし。まだ発病しているわけでも無いですし。