パイロットはフライト中に眠くなったらどうするのでしょうか?

いつも楽しみに拝見させております。
高校2年の都立高生です。
皆さん熱心に、パイロットになるための心構えなど、少々重い(笑)話題がここ最近続いているので、わたしはパイロットの業務についての素朴な疑問を質問させていただきます。
1.フライト中のことですが、やはりパイロットといえども人間ですので、眠くなることもあるかと思います。
その際の対策法はどのようなものでしょうか?
2.パイロットには、所属している航空会社のマイレージのサービスは、一般のお客さん同様に受けられるのでしょうか?
くだらない質問ではございますが、
現役のパイロットの方に質問ができる貴重な機会ですので、是非教えてください。よろしくお願いします。
By gさん
回答
gさん、ご質問ありがとうございます。
全然くだらない質問ではありませんよ、面白い質問だと思います。
1.フライト中のことですが、やはりパイロットといえども人間ですので、眠くなることもあるかと思います。
その際の対策法はどのようなものでしょうか?
フライト中ですが、眠くなることはあります。
国内線など短いフライトでは眠くはならないですが、国際線では退屈な(?)巡航が10時間近くもあります。
離着陸の前後ではタスクが輻輳するので嫌でも頭は冴えてきます。だから離着陸の多い国内線では眠くなることはないでしょう。
しかし国際線で超大路線を飛ぶ場合はタスクの少ない巡航時間が長くなります。
パイロットは交代で休憩することができますが、それでも眠くなることはあります。
しかし眠気に対する対処法は人それぞれだと思います。
キャプテンと会話をしていればいいですが、気難しい人だったりすると会話も弾みません。
しかし寝てはいけない。
多くの人がやっているのは何かを食べたり、飲んだりすることだと思いますが、僕の場合は学生時代から眠い時には足の指をぐるぐる回したりしています。
意味わからないかもしれませんが、足の薬指だけをぐるぐる回そうとすると意外と難しく、頭が冴えてきます。
朝のフライトなど眠くてもしゃきっとしないといけない時にはだいたいやってます。
君も高校生だったら授業中など眠い時に試してみて下さい。成績アップが見込めるかもしれませんね。
他にはこれもよくあることですが、狭い中ながら凝ってきた首を伸ばしたり、脚のストレッチをしたりしています。
もちろん、ずーっとそんなことをやっているわけではなくて、基本的にはオートパイロットの動きをモニターしていて、次はあと何分でこれだなーとか考えて、それでも頭がぼーっとしてきたら上で言ったようなことをやって(もちろん計器はみていますが)、またフライトの頭に戻るといった感じでしょうか?
非常に、地味な仕事です。
2.パイロットには、所属している航空会社のマイレージのサービスは、一般のお客さん同様に受けられるのでしょうか?
もちろん受けられます。特にパイロットも客室乗務員も地上職も変わらず、自社のサービスをちょっとお得に受けられます。
まず会社によってはファミリーカードと言って社員だったらちょっと会費が安く加入できるものもあります。
またこれもラッキーなことですが、航空会社によっては自社の空席をとても安い値段で乗れたりします。
こちらを利用する人が多いのであまりマイレージを貯める人は少ないかもしれません。
余談ですが、JALカードやANAカードは買い物した金額に対してその数%がマイレージとして貯まるというサービスを行っていますが、これは結構お得です。
今は光熱水費などもカードで支払いできるし、家賃もカードで払えるところが増えています。
うまく使えば、特に無駄な買い物をすることなく、年一回はマイルで国内旅行できます。
これはぜひとも活用してほしいですね。
以上です。高校2年生、人生楽しい時ですね。たくさん勉強して、いろんな経験をして下さい。