女性パイロットになることに関しての不安があります。
はじめまして。
パイロットについて検索していたらこのサイトを発見しました。是非質問させてください。(少々長くなります)
私は現在、大学三回生です。都内の英文科に通っている女です。
もうすぐ就職活動がはじまるのですが、進路決定で悩んでいます。
小学生の時に漠然とパイロットになりたいと思っていましたが、この前旅行に行ったときに、パイロットになりたいという思いが再燃しました。
しかし、ネックなことがいくつかあります。
まずは性別。
女のパイロットがいるとはいえ、ごく少数です。
航空大学校には女性の生徒がいる(いた)ようですが、自社養成パイロットで女性がいる(いた)という話は聞いたことがありません。
また、身長と体力も気になります。体力は頑張ればつけられると思いますが、身長はもう年齢的にどうにもなりません。158㎝ぎりぎりのところで、航空大学校の受験資格はないかもしれません。(身長を伸ばす方法をご存知ですか?)
次に、金銭。
自社養成パイロットは違いますが、航空大学校に通うにはとてもお金がかかります。
現在、奨学金で学費を払っている身なので、生活費を含めた400万円ほどのお金を用意できるか…
これは受かってから悩むことだと思うのですが、無謀なら航空大学校は諦めるしかないのか、と思っています。
しかし、それだとパイロットへの道は本当に狭きものになってしまいます。
そして、学力。
有名な大学に通っているわけではありません。英語はまだ何とかなるかもしれませんが、今まで文系の道を歩んできました。物理や数学も高校生の時以来勉強していません。独学でできるか少々不安です。
お金はあまりないので、予備校などに通うのもちょっと無理です。
以上、不安な部分を長々と書いてきましたが、パイロットになりたいという気持ちは強く、だからこそとても悩んでいます。諦めきれません。
パイロットになれないまま(目指せないまま)死ぬのは嫌だと思っています。(もちろん身体的なものが原因な場合は仕方ありませんが…)
率直に、管理人さんは私のような状況の者をどのように思いますか?やはり諦めた方が良いのでしょうか…
しかし、国内初の女性機長になった藤明里さんのことが頭から離れません。自分もパイロットになりたいです。
とても長くなり申し訳ありません。
どうぞ回答よろしくお願いいたします。
by のあさん
回答
のあさん、ご質問ありがとうございます。
長文でも望むところです、思いをぶつけてくれて嬉しく思います。
では回答に入りましょう。回答というほどのものでもありませんが。
まずは性別。
今航空大学校のホームページをチェックしてみたところ、なんと身長の制限が緩和されているようです。
航空大学校ホームページ
素晴らしいですね、身長に制限を課すことにもはや意味がないと言ってきたと思いますが(言ったかな?)、やはり航空大学校もあるべき方向へ進んでいるようです。
女性にとってはこの身長制限がネックになっていた人も多いのではないかと思います。ただ文面から察するにのあさんはすでにこの情報は持っていたのかな?
しかし女性にとってパイロットになるのが男性以上に難しいのは事実だと思います。以前にも女性パイロットについての記事を書いたことがあると思います。
女性パイロットについて
でも難しいからという理由で夢をあきらめるのは意味不明ですよね、頑張って下さい。
次に金銭。
これは人の家庭によるので何とも言えませんが、航空大学校のホームページに奨学金について書いていますので確認してみて下さい。
やはり金銭面を考えるとはやり自社養成が理想なのでしょう。
答えになっていないかもしれませんが次にいきましょう。
学力について。
僕が思うに、学力というものは最も公平なものです。
筆記試験に落ちたならば自分の勉強が足りなかっただけです。また航空大、自社養成ともに大学で専攻しなければならないような専門的な勉強が必要な類いの問題はありません。
独学でなんとでもなるものです。過去問もありますしね。
ここに関してはただ黙って勉強しろと、そう言っておきましょう。
諦める理由にはなりません。
勉強法についてヒントをあげるならば、まずは過去問を解いてみて、自分にどんな勉強が必要なのかを客観的に考えてみることです。
そしてもし力学の勉強が必要だと思ったならば力学の勉強をしっかりとやって、また過去問を解いてみる。
この繰り返しです。
不安はたくさんあるでしょう。
しかしパイロットになってからのプレッシャーの方がずっと辛いものです。
しかしそれに負けないくらいの面白みをこの仕事は持っています。ぜひとも頑張ってほしい。待っています。