性格と適性について質問です。

こんにちは。
現在、某エアラインパイロット養成機関に所属する座学生で、後数ヶ月でフライト課程が始まります。
自分の性格的な面で非常に不安を抱えているため、質問をさせていただきました。
まず、僕の性格なのですが、まず「素直」、「まっすぐ」といった点が挙げられると思っています。
そのため、何に関しても全力で向き合おうとしてしまいます。
ところが、それが度を過ぎて何事にも一生懸命になりすぎ、日常生活で「落ち着きがない」、「おっちょこちょい」だと同期に指摘をうけました。
こういう傾向の人物はフェイルもしやすいと聞き、普段から気持ちを落ち着かせようと意識するようにしています。
管理人さんも「パイロット適性と一点集中」に関する質問で「前のめりにならず、リラックスして全体を見れるよう一歩引く、30%の頭でフライトする」とご回答されていましたが、
そういうことができるようになるためにはどういう対策をしていけばよろしいのでしょうか。
前のめりにならない、全体を見る、といった事が現状苦手としています。
意識の問題でカバーできるものなのでしょうか。
アドバイスを頂けたらありがたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
By どうしてもパイロットになりたいさん
回答
どうしてもパイロットになりたいさん、ご質問ありがとうございます。
遅くなって申し訳ない。質問してくれたのが五月だったので、もうすでにフライト課程に入っている頃かな?
何を隠そう、僕も君と同じように「落ち着きがない」、「おっちょこちょい」だと言われ続けてきました。
おまけにB型で、訓練当時は「B型の人はフェイル率が高いらしいよ」なんて噂がありましたが、当時は本気でそれを気にしたりもしました。
でも当時の教官に言われたことで未だに頭に残っているし、気をつけていることがあります。
「確かに落ち着きがなかったり、すぐに飛びついたりする傾向はパイロットとしてはよくないが、俺もそういうとこあるよ。でも、フライトではそれを絶対出さないようにするんだよ。」
それを聞いて僕ははっとしたというか、別に自分を変える必要なんてないんだなと思いました。
じゃあ実際にフライトでどうすればいいの?という問いですが、「イメトレ」です。
泥臭いですが、これに勝る対策はないと思います。
プロシージャは当たり前のこと、自分の目線はいつどこになくてはならないのか。グレアシールドの景色はどう映っていくのか。計器はどんな風に動いていくのか。音は?体感は?ATCもあるよね。
同じことを何度も何度もイメージトレーニングすることで、何も考えなくても勝手に手が動くまでやれば、頭に余裕が生まれます。その余裕が、視野の広さにつながり、さらなる上達につながるのだと思います。イメトレの中でも一点集中しないようにと自分に言い聞かせるといいでしょう。
意識の問題で充分カバーできます。というか、人間みんな一点集中してしまうものです。むしろすでにそこに警戒できている君はみんなより一歩進んでいるんじゃないかな?
訓練はキツいですが、達成した時の嬉しさは大きいです。頑張って下さい。