夢と現実の狭間で立ちすくんでいます。
こんばんは。いつも楽しく、参考になる記事を拝見しております。
私は高3間近の高2男子です。小さな時からの夢であるパイロットに憧れ続け、こちらのサイトで知った東海大学の航空操縦を志望しています。
しかし自分の中で大きな葛藤があります。 ワクワクした年末年始から気づいたら2ヶ月近く経ち、学校では進路のガイダンス等が行われ、ちらほらと単語帳を読み始める友達が増えていく中で受験が本当に近くまで来ている事を実感すると共に、いわゆる 青春 が終わるのが怖くて怖くてたまりません。
パイロットになれるなら頑張ろう、高1の時はそう思えていました。しかし今は本当に合格できるだろうか、合格してもついていけるだろうか。もしなれなかったら人生はきっとつまらなくなって、その人生を残り50年近く歩んでいけるのか。そんな事ばかりを考えてしまい、いつまでも今が続いてほしいと、叶わぬ事ばかり考えています。
もちろんそんな事など魔法でも使えない限り不可能な事は百も承知ですし、自分でもバカバカしいと思っています。 しかし将来を考えるのがとてつもなく怖くて、かといって夢のために全力で勉強しようと意気込め無い自分に嫌気がさします。
こんな典型的でバカなゆとりな僕に、是非管理人さんからの激励をお願いしたいです。 長文失礼しました。
By 冬が好きな水泳部員さん
回答
冬が好きな水泳部員さん、ご質問ありがとうございます。
なかなか素敵なネーミングセンスですね、参考にします。
いいねぇ、青春だねぇ。。と言いたくなりますが、もう少しお付き合いしましょう。
君はいったい何が怖いんだろう?
君のように思っている人は他にもたくさんいると思います。僕だってなんだかモヤモヤするなぁってことはあります。そんな時は自分の頭を整理するのがいいと思います。ノートを出して、自分の頭の中を書き出してみて、それを掘り下げていくって作業は、別にそれで外の世界が変わるわけじゃないのですが、なかなかスッキリするものです。
青春が終わることが怖い。じゃあ青春って何だろう?夢を追い続けることが青春かな?
だったらずっと夢を追い続ければ青春は終わらないよね。
受験が怖い。
それは誰だって怖い。だからみんな一生懸命勉強して、少しでも自信を持って受験に臨めるように頑張っています。
パイロットになれないことが怖い。これはまあこのブログのテーマなんですが、ここでいろんな人がいろんなことを質問しています。あんまり為になることは答えてない気がしますが。
しかし、これもたくさん情報収集をして、必要なことや能力は身につける努力をして、それで針の穴を通るような試験に挑戦しなければならない。
パイロットになれなかったら後の50年間がつまらないかもしれない。それは僕も昔考えたことがあります。
でもこれがかなり難易度の高い試験だってわかって挑戦してるんだから、だめだった場合のことも考えておかなければダメだよね。
もしダメであっても、自分は最高に面白い人生を生きていけるんだというものがあれば、むしろパイロットという夢に対しても固くならずに進めると思います。
思うのですが、人は「自分の理想に自分が届かないこと」が怖いものです。
理想を高く上げれば上げるほど、それに求められるものが大きくなり、理想に辿り着けない可能性が上がり、怖くなります。
理想を下げてしまえば、実現できる可能性が上がり、安心感が増えます。
どちらを選ぶかは君次第です。そんな選択がこれから先たくさん出てきます。
その一つ一つの選択が、君の人生です。
何かを強く望むなら、恐怖心と向き合うことは必要なことなんだと思います。
それが嫌なら、やめればいい。
…と、我ながらよくもこんな偉そうなことが言えるなと思いますが、激励をと言われたので。