海外の航空会社で働くこと日本人パイロットについて質問です。
はじめまして、いつも拝見させて頂いています。
ご存知でしたらご教示頂ければと思います。海外の航空会社で日本人パイロットは数多くいらっしゃるのでしょうか?
20代後半ではありますが、事業用まで取得を考えています。また、国内での取得は金銭的に厳しいので、海外で取得しそのまま海外での就職も視野に入れています。
Byふぃりーさん
回答
ふぃりーさん、ご質問ありがとうございます。
海外の航空会社で働く日本人パイロットはたくさんいるのかという質問ですが、
僕の知る範囲でお答えしますと、少ないですが、います。
そもそも僕は国内の航空会社で働いているので海外の事情など知る由もないのですが、
かくいう僕も海外のエアラインで働くことには興味を持っていて、以前ある海外の航空会社の採用をしている方と話したことがあります。
私が言われたのは、『君にはもう少し英語を頑張ってほしいな。』
ということでした。彼と話したことを紹介します。
彼ももともとパイロットだったのですが、共通言語が英語であるコックピット内において、英語がネイティブ並にできないのは、致命的に近い。
日本語から英語へtranslateしているようではいけない。
ハドソン川の奇跡を思い出してほしい。
<ハドソン川の奇跡>
離陸から着水まで5分しかない。
その中で機体のコントロール、エンジン再始動やどこに降りるかの検討を行わなければならない。
そこに英語というさらに大きなタスクが生じてはいけないというわけです。
英語で話すことも日本語で話すことも同じくらいというレベルにして、うちに来てほしいと言われました。
僕はそれを聞いて愕然としましたが、現に僕の仲のよかった先輩がその航空会社に転職しています。
彼は帰国子女でしたが、『とてもああはなれない。』というほどの英語力ではありませんでした。
さて、話がどんどんズレてきましたのでこの辺にしますが、英語に自信があれば、もしくはこれからそのレベルまで頑張れるならば、海外の航空会社で働くことも前例がたくさんありますので、不可能ではないと思います。
そんなことは百も承知なのだと思いますが、決して簡単なことではないと思います。
ご自身で納得できる道を選んで下さい。応援してます。